15.5. 単一マスターレプリケーションの設定
図15.1「単一マスターレプリケーション」 に示されている設定などの単一マスターレプリケーションを設定するには、読み取り/書き込みレプリカを保持するサプライヤーサーバー A と 2 つのコンシューマーサーバー B とサーバー C の間で、それぞれ読み取り専用レプリカを保持するには、以下の 3 つの主要な手順があります。
15.5.1. Supplier サーバーでの読み書きレプリカの設定
- サーバーのサプライヤー設定を指定します。
- Directory Server コンソールで、Configuration タブを選択します。
- ナビゲーションツリーで、Replication フォルダーを選択します。
- ウィンドウの右側で、Supplier Settings タブを選択します。
- Enable Changelog チェックボックスを選択します。これにより、以前にグレーアウトされていたペインのフィールドがすべて有効になります。
- ログファイルの数と期間の changelog パラメーターを設定します。異なる値を指定するには、無制限のチェックボックスをクリアします。注記Red Hat は、最大変更ログ 期間を 7 日に 設定することを推奨します。
- 読み取り/書き込みレプリカに必要なレプリケーション設定を指定します。
- Configuration タブのナビゲーションツリーで、Replication ノードを展開し、複製するデータベースを強調表示します。Replica Settings タブがウィンドウの右側で開きます。
- Enable Replica チェックボックスを選択します。
- Replica Role セクションで、Single Master ラジオボタンを選択します。
- Common Settings セクションで、Replica ID を指定します。レプリカ ID は 1 から 65534 までの整数です。指定の接尾辞のレプリカには、レプリカ ID を一意にする必要があります。このサーバーおよび他のサーバーで読み取り/書き込みレプリカに使用される他の ID とは異なります。
- Common Settings セクションで、Purge delay フィールドでパージ遅延を指定します。パージの遅延は、複製されたエントリーに対する状態情報を削除する頻度です。