14.5.5. LDAP_BASEDN の使用


検索を容易にするには、LDAP_BASEDN 環境変数を使用して検索ベースを設定できます。これを行うと、検索ベースは -b オプションで設定する必要があります。環境変数の設定方法については、オペレーティングシステムのドキュメントを参照してください。
通常、LDAP_BASEDN をディレクトリーのサフィックスの値に設定します。ディレクトリーの接尾辞は、ディレクトリーのルート (最上位の) エントリーと等しいため、これにより、すべての検索はディレクトリーのルートエントリーから始まることになります。
たとえば、LDAP_BASEDNdc=example,dc=com に設定し、ディレクトリー内の cn=babs jensen を検索するには、以下のコマンドライン呼び出しを使用します。
# export LDAP_BASEDN="dc=example,dc=com"

# ldapsearch -D "cn=Directory Manager" -W -p 389 -h server.example.com -x "cn=babs jensen"
この例では、-s オプションがスコープの指定に使用されないため、sub のデフォルトスコープが使用されます。
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.