3.2. ディレクトリーコンソールを使用したエントリーの管理
Directory Server コンソールの Directory タブおよび Property Editor を使用して、エントリーを個別に追加、変更、または削除できます。
複数のエントリーを同時に追加するには、「コマンドラインでエントリーの管理」 で説明されているコマンドラインユーティリティーを使用します。
注記
適切なアクセス制御ルールが設定されない限り、ディレクトリーは変更できません。ディレクトリーのアクセス制御ルールを作成する方法は、18章アクセス制御の管理 を参照してください。
3.2.1. ルートエントリーの作成
新しいデータベースが作成されるたびに、データベースに保存される接尾辞に関連付けられます。その接尾辞を表すディレクトリーエントリーは自動的に作成されません。
データベースの root エントリーを作成するには、以下を実行します。
- Directory Server コンソールで、Configuration タブを選択します。
- 左側のメニューの Data エントリーを右クリックし、メニューから New Root Suffix を選択します。
- 新しい接尾辞およびデータベース情報を入力します。
- Directory タブで、Directory Server を表す最上位オブジェクトを右クリックし、New Root Object を選択します。New Root Object のセカンダリーメニューは、対応するディレクトリーエントリーのない新しい接尾辞を表示します。作成するエントリーに対応する接尾辞を選択します。
- New Object ウィンドウで、新規エントリーに対応するオブジェクトクラスを選択します。オブジェクトクラスには、接尾辞に名前を付けるために使用される属性が含まれている必要があります。たとえば、エントリーが ou=people,dc=example,dc=com の接尾辞に対応している場合は、または ou 属性を許可する別のオブジェクトクラスを選択します。
- New Object ウィンドウでをクリックします。
新しいエントリーの プロパティーエディターが開きます。「ディレクトリーエントリーの変更」 で説明されているように、 を使用するか、エントリーを変更します。