21.4. SNMP トラップの設定


SNMP トラップは基本的に、監視対象のサーバーによって問題が発生した場合に通知をトリガーするしきい値です。トラップを使用するには、マスターエージェントを設定して、トラップを許可し、それらの操作を行うように設定する必要があります。たとえば、トラップは、Directory Server インスタンスの管理者が停止するメール通知をトリガーできます。
サブエージェントは、トラップをマスターエージェントに送信するだけです。マスターエージェントとトラップハンドラーは、使用している SNMP マスターエージェントのドキュメントに従って設定する必要があります。
トラップは Entity Table からの情報に付随します。これには、名前やバージョン番号などの Directory Server インスタンスに固有の情報が含まれます。Entity Table は、「エンティティーテーブル」で説明しています。つまり、マスターエージェントがトラップを受けたときに取るアクションは、あるインスタンスでは dsEntityContact 変数に定義された電子メールアドレスに電子メールを送信する一方で、別のインスタンスでは dsEntityContact 変数に定義されたページャー番号に通知を送信するなど、柔軟に対応することができます。
サブエージェントでサポートされるトラップは 2 つあります。
  • DirectoryServerDown.このトラップは、サブエージェントが Directory Server が実行されていないことを検出するたびに生成されます。このトラップは、Directory Server インスタンスの説明、バージョン、物理的な場所、および連絡先情報と共に送信されます。詳細は、dsEntityDescr 変数、dsEntityVers 変数、dsEntityLocation 変数、および dsEntityContact 変数を参照してください。
  • DirectoryServerStart.このトラップは、サブエージェントが Directory Server が起動または再起動していることを検出すると常に生成されます。このトラップは、Directory Server インスタンスの説明、バージョン、物理的な場所、および連絡先情報と共に送信されます。詳細は、dsEntityDescr 変数、dsEntityVers 変数、dsEntityLocation 変数、および dsEntityContact 変数を参照してください。
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