リリースノート


Red Hat Directory Server 11

Red Hat Directory Server 11 (11.9) に関連する注目すべき機能と更新

概要

本リリースノートでは、Red Hat Directory Server 11 での改良点および実装された追加機能の概要、本リリースにおける既知の問題などを説明します。また、重要なバグ修正、テクニカルプレビュー、非推奨の機能などの詳細も説明します。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。まずは、マスター (master)、スレーブ (slave)、ブラックリスト (blacklist)、ホワイトリスト (whitelist) の 4 つの用語の置き換えから始めます。この取り組みは膨大な作業を要するため、用語の置き換えは、今後の複数のリリースにわたって段階的に実施されます。詳細は、Red Hat CTO である Chris Wright のメッセージ をご覧ください。

第1章 全般情報

この章では、マイナーバージョンに関係なく、Red Hat Directory Server 11 に関する一般的な情報について説明します。

1.1. Directory Server のサポートポリシーとライフサイクル

詳細は Red Hat Directory Server のエラータサポートポリシー を参照してください。

1.2. システム要件

1.2.1. 一般的なハードウェア要件

ハードウェア要件は、次の前提条件で実行されたテストに基づいています。

  • サーバーはデフォルトのインデックスを使用します。
  • 各 LDAP エントリーのサイズは 1.5 KB で、30 以上の属性があります。
1.2.1.1. ディスク領域

次の表に、エントリー数に基づいた Directory Server の推奨ディスク容量のガイドラインを示します。

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表1.1 必要なディスク容量
エントリー数データベースのサイズデータベースキャッシュサーバーとログ総ディスク容量

10,000 - 500,000

2 GB

2 GB

4 GB

8 GB

500,000 - 1,000,000

5 GB

2 GB

4 GB

11 GB

1,000,000 - 5,000,000

21 GB

2 GB

4 GB

27 GB

5,000,000 - 10,000,000

42 GB

2 GB

4 GB

48 GB

総ディスク容量には、バックアップおよびレプリケーションメタデータ用の容量は含まれません。レプリケーションを有効にすると、そのメタデータは合計ディスク容量の最大 10% を必要とする場合があります。

100 万の変更があるレプリケーション changelog では、合計ディスク容量要件に少なくとも 315 MB が追加される可能性があります。

/dev/shm/ にマウントされた一時ファイルシステム (tmpfs) には、RHDS 一時ファイルを格納するために少なくとも 4 GB の空き容量が必要です。

1.2.1.2. 必要な RAM

データベース全体をキャッシュに保持するのに十分な RAM がシステムにあることを確認してください。サーバーの設定と使用パターンによっては、必要な RAM サイズが推奨サイズよりも大きくなる場合があります。

Expand
表1.2 必要な RAM サイズ
エントリー数エントリーキャッシュレプリケーション付きエントリーキャッシュ [a]データベースキャッシュDN キャッシュNDN キャッシュ合計 RAM サイズ [b]

10,000 - 500,000

4 GB

5 GB

1.5 GB

45 MB

160 MB

7 GB

500,000 - 1,000,000

8 GB

10 GB

1.5 GB

90 MB

320 MB

12 GB

1,000,000 - 5,000,000

40 GB

50 GB

1.5 GB

450 MB

1.6 GB

54 GB

5,000,000 - 10,000,000

80 GB

100 GB

1.5 GB

900 MB

3.2 GB

106 GB

[a] レプリケーション付きエントリーキャッシュには、エントリーのレプリケーション状態とメタデータが含まれます。
[b] 合計 RAM サイズは、レプリケーションが有効になっていることを前提としています。

1.2.2. ソフトウェア要件

Directory Server パッケージ、Web コンソール、および Windows 同期に必要なプラットフォームについて説明します。

1.2.2.1. Directory Server でサポートされるプラットフォーム

Red Hat は、次のプラットフォームで実行される Directory Server をサポートします。

  • Red Hat Enterprise Linux 8.10 上で実行される Directory Server 11.9。
  • Red Hat Enterprise Linux 8.9 上で実行される Directory Server 11.8。
  • Red Hat Enterprise Linux 8.8 上で実行される Directory Server 11.7。
  • Red Hat Enterprise Linux 8.7 上で実行される Directory Server 11.6。
  • Red Hat Enterprise Linux 8.6 上で実行される Directory Server 11.5。
  • Red Hat Enterprise Linux 8.5 上で実行される Directory Server 11.4。
  • Red Hat Enterprise Linux 8.4 上で実行される Directory Server 11.3。
  • Red Hat Enterprise Linux 8.3 上で実行される Directory Server 11.2。
  • Red Hat Enterprise Linux 8.2 上で実行される Directory Server 11.1。
  • Red Hat Enterprise Linux 8.1 上で実行される Directory Server 11.0。
  • Red Hat Enterprise Linux は、AMD および Intel 64 ビットアーキテクチャー向けに構築されています。
  • 認定済みのハイパーバイザー上の Red Hat Enterprise Linux 仮想ゲスト。詳細は、ナレッジベースソリューション Red Hat Enterprise Linux の実行が認定されているハイパーバイザー を参照してください。

Red Hat は、以下の環境の Web コンソールでブラウザーベースの Directory Server ユーザーインターフェイスをサポートします。

Expand
オペレーティングシステムブラウザー

Red Hat Enterprise Linux 9.X

  • Mozilla Firefox 115 以降
  • Chrome 88 以降

Windows Server 2016 および 2019

  • Mozilla Firefox 115 以降
  • Chrome 88 以降

Windows 10、11

  • Mozilla Firefox 115 以降
  • Microsoft Edge 88 以降
  • Chrome 88 以降
1.2.2.3. Windows Synchronization ユーティリティーでサポートされるプラットフォーム

Red Hat は、以下で実行される Active Directory 用の Windows 同期ユーティリティーをサポートしています。

  • Microsoft Windows Server 2019
  • Microsoft Windows Server 2016

1.3. ソフトウェアの競合

Directory Server は、Red Hat Enterprise Linux アイデンティティー管理 (IdM) サーバーがインストールされているシステムにはインストールできません。同様に、Directory Server インスタンスを持つシステムには Red Hat Enterprise Linux IdM サーバーをインストールできません。

1.4. Directory Server 11 への移行に関する注意事項

既存の Directory Server 10 環境を Directory Server 11 に移行する場合は、次の情報を考慮してください。

Directory Server 11 コマンドラインユーティリティーの使用

Directory Server 11 には、サーバーインスタンスおよびユーザーを管理するための新しいコマンドラインユーティリティーが用意されています。これらのユーティリティーは、Directory Server 10 およびそれ以前のバージョンで管理タスクに使用される Perl スクリプトに代わるものです。

以前のバージョンのコマンドと、Directory Server 11 における代替コマンドは、Red Hat Directory Server インストールガイドの付録 Red Hat Directory Server 11 で置き換えられたコマンドラインユーティリティー を参照してください。

重要

Directory Server 10 以前のバージョンの管理タスクに使用される Perl スクリプトは、389-ds-base-legacy-tools パッケージで引き続き利用できます。ただし、Red Hat は、新しいコマンドラインユーティリティーの dsconfdsctldscreate、および dsidm のみをサポートします。

Directory Server 11 のデフォルトのパスワード保存スキームが PBKDF2-SHA512 に変更されました。

Directory Server 11 は、デフォルトのパスワードストレージスキームとして PBKDF2-SHA512 スキームを使用します。これは、SSHASSHA512、およびその他のスキームよりも安全です。したがって、freeradius などの一部のアプリケーションが PBKDF2-SHA512 スキームをサポートしておらず、強度の弱いパスワード保存スキームを設定し直す必要がある場合は、アプリケーションがユーザーエントリーを追加または変更したときだけでなく、バインド操作が成功したときも、Directory Server がユーザーパスワードを更新する点に注意してください。ただし、cn=config エントリーの nsslapd-enable-upgrade-hash パラメーターを off に設定すると、バインド操作で更新を無効にできます。

移行手順

Directory Server 10 を Directory Server 11 に移行する手順は、Red Hat Directory Server インストールガイド の該当する章を参照してください。

第2章 Red Hat Directory Server 11.9

Directory Server 11.9 に実装された新しい更新と新機能、バグ修正、既知の問題について説明します。

2.1. 重要な更新および新機能

Directory Server 11.9 の新機能と重要な更新について説明します。

ディレクトリーサーバーがバージョン 1.4.3.39 にリベース

389-ds-base パッケージがアップストリームバージョン 1.4.3.39 にアップグレードされました。

389-ds-base パッケージの重要な更新と新機能

389-ds-base パッケージに含まれる Red Hat Directory Server の機能は、Red Hat Enterprise Linux 8.10 リリースノートに記載されています。

2.2. バグ修正

Red Hat Directory Server 11.9 で修正された、ユーザーに重大な影響を与えるバグについて説明します。

ディレクトリーサーバーの Web コンソールでは、LDAP ブラウザー でバイナリー属性を持つエントリーを表示しようとしても例外が表示されなくなりました。

以前は、LDAP エントリーに jpegPhotouserCertificate などのバイナリー属性が含まれている場合、LDAP ブラウザー でエントリーの詳細を表示しようとすると、Web コンソールに例外が表示されていました。この更新により、Web コンソールはバイナリー属性を持つエントリーを正しく処理し、例外は表示されなくなりました。

(BZ#2239787)

ディレクトリーサーバーの Web コンソールでは、attributeTypes が追加されても属性名が小文字に変更されなくなりました。

以前は、Web コンソールを使用してオブジェクトクラスに属性を追加すると、属性名の大文字が小文字に変更されていました。この更新により、属性名の大文字と小文字は変更されなくなりました。

(BZ#2257790)

ns-slapd バイナリーはスレッドセーフな libldap_r ライブラリーとリンクされるようになり、セグメンテーション違反が発生しなくなりました。

アップストリームのビルドシステム変更により、スレッドセーフな libldap_r ではなく、スレッドセーフでない libldap ライブラリーに ns-slapd バイナリーがリンクされるようになり、リグレッションが発生しました。その結果、ns-slapd プロセスがセグメンテーションエラーで失敗する可能性があります。この更新では、ビルドシステムコードの問題が修正され、ns-slapd バイナリーがスレッドセーフな libldap_r ライブラリーにリンクされるようになりました。その結果、セグメンテーション違反が発生しなくなります。

(BZ#2264534)

Directory Server はエントリーキャッシュをフラッシュする頻度を減らしている

以前は、必要ない場合でも Directory Server がエントリーキャッシュをフラッシュしていました。その結果、特定の状況で Directory Server が応答しなくなり、パフォーマンスが低下しました。この更新により、Directory Server は必要な場合にのみエントリーキャッシュをフラッシュするようになりました。

(2268177)

389-ds-base パッケージのバグ修正

389-ds-base パッケージに含まれている Red Hat Directory Server のバグ修正は、Red Hat Enterprise Linux 8.10 リリースノートに記載されています。

2.3. 既知の問題

Directory Server 11.9 の既知の問題と、該当する場合は回避策について説明します。

FIPS モードでの Directory Server のインストール時にアクセスログにエラーメッセージが表示されます。

FIPS モードで Directory Server をインストールすると、アクセスログファイルに次のエラーメッセージが表示されます。

[time_stamp]
- WARN - slapd_do_all_nss_ssl_init - ERROR: TLS is not enabled, and the
machine is in FIPS mode. Some functionality won’t work correctly (for
example, users with PBKDF2_SHA256 password scheme won’t be able to log
in). It’s highly advisable to enable TLS on this instance.
Copy to Clipboard Toggle word wrap

このような動作が発生するのは、Directory Server により、まず、TLS が初期化されていないことが検出され、エラーメッセージが記録されるためです。ただし、後で dscreate ユーティリティーが TLS の初期化を完了し、セキュリティーを有効にすると、エラーメッセージは表示されなくなります。

(BZ#2153668)

Directory Server Web コンソールは、Web コンソール外で変更された設定を自動的に更新しません。

Red Hat Enterprise Linux 8 Web コンソールの Directory Server モジュールの設計により、コンソールのウィンドウの外部で設定を変更しても、Web コンソールには自動的に最新の設定が表示されません。たとえば、Web コンソールが開いている間にコマンドラインを使用して設定を変更すると、Web コンソールで新しい設定が自動的に更新されません。これは、別のコンピューターの Web コンソールを使用して設定を変更する場合でも当てはまります。この問題を回避するには、コンソールのウィンドウ外部で設定が変更された場合は、ブラウザーで Web コンソールを手動で更新します。

(BZ#1654281)

dsconf ユーティリティーが変更ログを圧縮しない

現在、dsconf ユーティリティーは、dsconf backend compact-db --only-changelog コマンドを実行してもレプリケーション変更ログを圧縮しません。

この問題を回避するには、COMPACT_CL5 タスクを手動で実行します。

$ ldapmodify -x -D "cn=Directory Manager" -W -H ldap://server.example.com

dn: cn=replica,cn=suffix_name,cn=mapping tree,cn=config
changetype: modify
replace: nsds5task
nsds5task: COMPACT_CL5

modifying entry "cn=replica,cn=suffix_name,cn=mapping tree,cn=config"
Copy to Clipboard Toggle word wrap

(BZ#2245042)

Directory Server で接尾辞の referral の設定に失敗する

Directory Server でバックエンド参照を設定すると、dsconf <instance_name> backend suffix set --state referral コマンドを使用したバックエンドの状態設定に失敗し、次のエラーが表示されます。

Error: 103 - 9 - 53 - Server is unwilling to perform - [] - need to set nsslapd-referral before moving to referral state
Copy to Clipboard Toggle word wrap

これにより、接尾辞の参照の設定に失敗します。この問題を回避するには、以下のコマンドを実行します。

  1. nsslapd-referral パラメーターを手動で設定します。

    # ldapmodify -D "cn=Directory Manager" -W -H ldap://server.example.com
    
    dn: cn=dc\3Dexample\2Cdc\3Dcom,cn=mapping tree,cn=config
    changetype: modify
    add: nsslapd-referral
    nsslapd-referral: ldap://remote_server:389/dc=example,dc=com
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  2. バックエンド状態を設定します。

    # dsconf <instance_name> backend suffix set --state referral
    Copy to Clipboard Toggle word wrap

その結果、回避策により、接尾辞の参照を設定できます。

(BZ#2063033)

第3章 Red Hat Directory Server 11.8

Directory Server 11.8 に実装された新しい更新と新機能、既知の問題、および非推奨の機能について説明します。

3.1. 重要な更新および新機能

Directory Server 11.8 の新機能と重要な更新について説明します。

ディレクトリーサーバーがバージョン 1.4.3.37 にリベース

389-ds-base パッケージはアップストリームバージョン 1.4.3.37 にアップグレードされました。

389-ds-base パッケージの重要な更新と新機能

389-ds-base パッケージに含まれる Red Hat Directory Server の機能は、Red Hat Enterprise Linux 8.9 リリースノートに記載されています。

3.2. バグ修正

Red Hat Directory Server 11.8 で修正された、ユーザーに重大な影響を与えるバグについて説明します。

Directory Server は、接尾辞が定義されている場合にのみバックエンド接尾辞を使用する

以前は、バックエンド設定エントリーが接尾辞に関連付けられていない場合、サーバーが起動時に失敗していました。この更新により、Directory Server は、接尾辞が定義されている場合にのみバックエンドの接尾辞を使用します。その結果、サーバーが起動時に失敗しなくなりました。

(BZ#2246307)

OS のアップグレード後に Directory Server が失敗しなくなる

以前は、nsslapd-conntablesize/etc/dirsrv/slapd-instance_name/dse.ldif ファイルに存在する場合、オペレーティングシステム (OS) のアップグレード後に Directory Server の起動に失敗していました。そのため、サーバーを起動する前に、dse.ldif ファイルから nsslapd-conntablesize 設定を削除する必要がありました。この更新により、接続テーブルサイズのカスタム設定が期待どおりに機能し、Directory Server が起動時に失敗しなくなりました。

(BZ#2245946)

RHDS ヘルスチェックは、接尾辞が正しく定義されている場合に誤解を招くメッセージを報告しなくなる

以前は、nsslapd-backend 属性と nsslapd-directory 属性に大文字と小文字が混在する接尾辞を定義した場合、接尾辞が正しく定義されているにもかかわらず、dsctl healthcheck コマンドによって誤解を招くエラーメッセージが報告されることがありました。この更新により、dsctl healthcheck コマンドは、大文字と小文字の両方または大文字を使用して定義された接尾辞に関するエラーメッセージを報告しなくなりました。

(BZ#2215296)

cockpit-389-ds パッケージのアップグレードにより、389-ds-base および python3-lib389 パッケージが更新されるように

以前は、cockpit-389-ds パッケージは、389-ds-base パッケージのバージョンを指定していませんでした。その結果、cockpit-389-ds パッケージをアップグレードするだけでは 389-ds-base および python3-lib389 パッケージが更新されず、パッケージ間の不整合や互換性の問題が発生する可能性がありました。この更新により、cockpit-389-ds パッケージは 389-ds-base および python3-lib389 パッケージをアップグレードします。

(BZ#22245690)

ds-replcheck は RUV データを取得するようになりました

以前は、レプリカ設定エントリーを直接検索すると RUV データが表示されるにもかかわらず、ds-replcheck ツールは、サプライヤーにレプリカ更新ベクトル (RUV) エントリーがないというエラーを報告していました。この更新により、ds-replcheck ツールは、レプリケーションが完全に初期化されていないかどうかを示すレプリケーション状態を提供するようになりました。

(BZ#2211690)

ns-slapd プロセスは、upgradednformat コマンドを実行しても失敗しなくなりました。

以前は、upgradednformat コマンドを使用して DN 形式をアップグレードすると、upgradednformat コマンドが失敗し、ディスク領域の問題が発生していました。この更新により、upgradednformat が期待どおり動作するようになりました。

(BZ#2172258)

RHDS Web コンソールでエクスポートする接尾辞を選択できるようになる

以前は、DatabaseBackups & LDIFsLDIFsCreate LDIF でエクスポートする接尾辞を選択しようとすると、ドロップダウンリストの最初の接尾辞しか使用できませんでした。この更新により、エクスポートする接尾辞を選択できるようになりました。

(BZ#2219559)

Directory Server レプリケーションマネージャーアカウントのパスワード変更が正しく機能するようになりました

以前は、パスワード変更後、Directory Server はレプリケーションアグリーメントのパスワードキャッシュを適切に更新していませんでした。その結果、レプリケーションマネージャーアカウントのパスワードを変更すると、レプリケーションが失敗しました。この更新により、Directory Server はキャッシュを適切に更新し、その結果、レプリケーションが期待どおりに機能するようになりました。

(BZ#2101473)

389-ds-base パッケージのバグ修正

389-ds-base パッケージに含まれている Red Hat Directory Server のバグ修正は、Red Hat Enterprise Linux 8.9 リリースノートに記載されています。

3.3. 既知の問題

Directory Server 11.8 の既知の問題と、該当する場合は回避策について説明します。

FIPS モードでの Directory Server のインストール時にアクセスログにエラーメッセージが表示されます。

FIPS モードで Directory Server をインストールすると、アクセスログファイルに次のエラーメッセージが表示されます。

[time_stamp]
- WARN - slapd_do_all_nss_ssl_init - ERROR: TLS is not enabled, and the
machine is in FIPS mode. Some functionality won’t work correctly (for
example, users with PBKDF2_SHA256 password scheme won’t be able to log
in). It’s highly advisable to enable TLS on this instance.
Copy to Clipboard Toggle word wrap

このような動作が発生するのは、Directory Server により、まず、TLS が初期化されていないことが検出され、エラーメッセージが記録されるためです。ただし、後で dscreate ユーティリティーが TLS の初期化を完了し、セキュリティーを有効にすると、エラーメッセージは表示されなくなります。

(BZ#2153668)

Directory Server Web コンソールは、Web コンソール外で変更された設定を自動的に更新しません。

Red Hat Enterprise Linux 8 Web コンソールの Directory Server モジュールの設計により、ユーザーがコンソールのウィンドウの外部で設定を変更しても、Web コンソールには自動的に最新の設定が表示されません。たとえば、Web コンソールが開いている間にコマンドラインを使用して設定を変更すると、Web コンソールで新しい設定が自動的に更新されません。これは、別のコンピューターの Web コンソールを使用して設定を変更する場合でも当てはまります。この問題を回避するには、コンソールのウィンドウ外部で設定が変更された場合は、ブラウザーで Web コンソールを手動で更新します。

(BZ#1654281)

dsconf ユーティリティーが変更ログを圧縮しない

現在、dsconf ユーティリティーは、dsconf backend compact-db --only-changelog コマンドを実行してもレプリケーション変更ログを圧縮しません。

この問題を回避するには、COMPACT_CL5 タスクを手動で実行します。

$ ldapmodify -x -D "cn=Directory Manager" -W -H ldap://server.example.com

dn: cn=replica,cn=suffix_name,cn=mapping tree,cn=config
changetype: modify
replace: nsds5task
nsds5task: COMPACT_CL5

modifying entry "cn=replica,cn=suffix_name,cn=mapping tree,cn=config"
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(BZ#2245042)

Directory Server で接尾辞の referral の設定に失敗する

Directory Server でバックエンド参照を設定すると、dsconf <instance_name> backend suffix set --state referral コマンドを使用したバックエンドの状態設定に失敗し、次のエラーが表示されます。

Error: 103 - 9 - 53 - Server is unwilling to perform - [] - need to set nsslapd-referral before moving to referral state
Copy to Clipboard Toggle word wrap

これにより、接尾辞の参照の設定に失敗します。この問題を回避するには、以下のコマンドを実行します。

  1. nsslapd-referral パラメーターを手動で設定します。

    # ldapmodify -D "cn=Directory Manager" -W -H ldap://server.example.com
    
    dn: cn=dc\3Dexample\2Cdc\3Dcom,cn=mapping tree,cn=config
    changetype: modify
    add: nsslapd-referral
    nsslapd-referral: ldap://remote_server:389/dc=example,dc=com
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  2. バックエンド状態を設定します。

    # dsconf <instance_name> backend suffix set --state referral
    Copy to Clipboard Toggle word wrap

その結果、回避策により、接尾辞の参照を設定できます。

(BZ#2063033)

第4章 Red Hat Directory Server 11.7

新しいシステム要件、更新と新機能、既知の問題、Directory Server 11.7 に実装された非推奨の機能について説明します。

4.1. 重要な更新および新機能

Directory Server 11.7 の新機能と重要な更新について説明します。

Directory Server がバージョン 1.4.3.34 にリベース

389-ds-base パッケージはアップストリームバージョン 1.4.3.34 にアップグレードされました。

389-ds-base パッケージの重要な更新と新機能

389-ds-base パッケージに含まれる Red Hat Directory Server の機能は、Red Hat Enterprise Linux 8.8 リリースノートに記載されています。

4.2. バグ修正

Red Hat Directory Server 11.7 で修正された、ユーザーに重大な影響を与えるバグについて説明します。

ns-slapd バイナリーはスレッドセーフな libldap_r ライブラリーとリンクされるようになり、セグメンテーション違反が発生しなくなりました。

アップストリームのビルドシステム変更により、スレッドセーフな libldap_r ではなく、スレッドセーフでない libldap ライブラリーに ns-slapd バイナリーがリンクされるようになり、リグレッションが発生しました。その結果、ns-slapd プロセスがセグメンテーションエラーで失敗する可能性があります。この更新では、ビルドシステムコードの問題が修正され、ns-slapd バイナリーがスレッドセーフな libldap_r ライブラリーにリンクされるようになりました。その結果、セグメンテーション違反が発生しなくなります。

(BZ#2268138)

Directory Server はエントリーキャッシュをフラッシュする頻度を減らしている

以前は、必要ない場合でも Directory Server がエントリーキャッシュをフラッシュしていました。その結果、特定の状況で Directory Server が応答しなくなり、パフォーマンスが低下しました。この更新により、Directory Server は必要な場合にのみエントリーキャッシュをフラッシュするようになりました。

(BZ#2268136)

389-ds-base パッケージのバグ修正

389-ds-base パッケージに含まれている Red Hat Directory Server のバグ修正は、Red Hat Enterprise Linux 8.8 リリースノートに記載されています。

4.3. 既知の問題

Directory Server 11.7 の既知の問題と、該当する場合は回避策について説明します。

FIPS モードでの Directory Server のインストール時にアクセスログにエラーメッセージが表示されます。

FIPS モードで Directory Server をインストールすると、アクセスログファイルに次のエラーメッセージが表示されます。

[time_stamp]
- WARN - slapd_do_all_nss_ssl_init - ERROR: TLS is not enabled, and the
machine is in FIPS mode. Some functionality won’t work correctly (for
example, users with PBKDF2_SHA256 password scheme won’t be able to log
in). It’s highly advisable to enable TLS on this instance.
Copy to Clipboard Toggle word wrap

このような動作が発生するのは、Directory Server により、まず、TLS が初期化されていないことが検出され、エラーメッセージが記録されるためです。ただし、後で dscreate ユーティリティーが TLS の初期化を完了し、セキュリティーを有効にすると、エラーメッセージは表示されなくなります。

(BZ#2153668)

Web コンソールのウィンドウ外部で変更された Directory Server の設定が自動的に表示されない

Red Hat Enterprise Linux 8 Web コンソールの Directory Server モジュールの設計により、ユーザーがコンソールのウィンドウの外部で設定を変更しても、Web コンソールには自動的に最新の設定が表示されません。たとえば、Web コンソールが開いている間にコマンドラインを使用して設定を変更すると、Web コンソールで新しい設定が自動的に更新されません。これは、別のコンピューターの Web コンソールを使用して設定を変更する場合でも当てはまります。この問題を回避するには、コンソールのウィンドウ外部で設定が変更された場合は、ブラウザーで Web コンソールを手動で更新します。

(BZ#1654281)

Directory Server で接尾辞の referral の設定に失敗する。

Directory Server でバックエンド参照を設定すると、dsconf <instance_name> backend suffix set --state referral コマンドを使用したバックエンドの状態設定に失敗し、次のエラーが表示されます。

Error: 103 - 9 - 53 - Server is unwilling to perform - [] - need to set nsslapd-referral before moving to referral state
Copy to Clipboard Toggle word wrap

これにより、接尾辞の参照の設定に失敗します。この問題を回避するには、以下のコマンドを実行します。

  1. nsslapd-referral パラメーターを手動で設定します。

    # ldapmodify -D "cn=Directory Manager" -W -H ldap://server.example.com
    
    dn: cn=dc\3Dexample\2Cdc\3Dcom,cn=mapping tree,cn=config
    changetype: modify
    add: nsslapd-referral
    nsslapd-referral: ldap://remote_server:389/dc=example,dc=com
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  2. バックエンド状態を設定します。

    # dsconf <instance_name> backend suffix set --state referral
    Copy to Clipboard Toggle word wrap

その結果、回避策により、接尾辞の参照を設定できます。

(BZ#2063033)

レプリケーションマネージャーアカウントのパスワードを変更した後に Directory Server のレプリケーションに失敗する

Directory Server では、パスワード変更後に、レプリカ合意のパスワードキャッシュが適切に更新されません。そのため、レプリケーションマネージャーアカウントのパスワードを変更すると、レプリケーションが破損します。この問題を回避するには、Directory Server インスタンスを再起動します。その結果、キャッシュは起動時に再ビルドされ、レプリケーション接続は古いパスワードではなく新しいパスワードにバインドします。

(BZ#2101473)

389-ds-base パッケージの既知の問題

389-ds-base パッケージ に影響する Red Hat Directory Server の既知の問題は、Red Hat Enterprise Linux 8.8 8.8 リリースノートに記載されています。

第5章 Red Hat Directory Server 11.6

Directory Server 11.6 に実装された新しいシステム要件、主な更新および新機能、既知の問題、および非推奨の機能について説明します。

5.1. 主な更新と新機能

このセクションでは、Directory Server 11.6 の新機能と重要な更新について説明します。

Directory Server がバージョン 1.4.3.31 にリベース

389-ds-base パッケージはアップストリームバージョン 1.4.3.31 にアップグレードされました。

LDAP ブラウザーへの完全対応

この機能拡張により、Web コンソールの LDAP Browser タブから LDAP エントリーを管理できます。たとえば、以下を行うことができます。

  • ツリー ビューまたは テーブル ビューを使用してディレクトリーを参照します。
  • ユーザー、グループ、組織単位 (OU)、カスタムエントリーなどのエントリーを管理します。
  • アクセス制御命令 (ACI) を管理します。
  • サービス定義 (CoS) のクラスを管理します。
  • エントリーを検索します。
389-ds-base パッケージで強調表示された更新と新機能

389-ds-base パッケージに含まれている Red Hat Directory Server の機能は、Red Hat Enterprise Linux 8.7 リリースノートに記載されています。

5.2. 既知の問題

このセクションでは、Directory Server 11.6 の既知の問題と、該当する場合の回避法について説明します。

Web コンソールのウィンドウ外部で変更された Directory Server の設定が自動的に表示されない

Red Hat Enterprise Linux 8 Web コンソールの Directory Server モジュールの設計により、ユーザーがコンソールのウィンドウの外部で設定を変更しても、Web コンソールには自動的に最新の設定が表示されません。たとえば、Web コンソールが開いている間にコマンドラインを使用して設定を変更すると、Web コンソールで新しい設定が自動的に更新されません。これは、別のコンピューターの Web コンソールを使用して設定を変更する場合でも当てはまります。この問題を回避するには、コンソールのウィンドウ外部で設定が変更された場合は、ブラウザーで Web コンソールを手動で更新します。

(BZ#1654281)

Directory Server で接尾辞の referral の設定に失敗する。

Directory Server でバックエンド参照を設定すると、dsconf <instance_name> backend suffix set --state referral コマンドを使用したバックエンドの状態設定に失敗し、次のエラーが表示されます。

Error: 103 - 9 - 53 - Server is unwilling to perform - [] - need to set nsslapd-referral before moving to referral state
Copy to Clipboard Toggle word wrap

これにより、接尾辞の参照の設定に失敗します。この問題を回避するには、以下のコマンドを実行します。

  1. nsslapd-referral パラメーターを手動で設定します。

    # ldapmodify -D "cn=Directory Manager" -W -H ldap://server.example.com
    
    dn: cn=dc\3Dexample\2Cdc\3Dcom,cn=mapping tree,cn=config
    changetype: modify
    add: nsslapd-referral
    nsslapd-referral: ldap://remote_server:389/dc=example,dc=com
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  2. バックエンド状態を設定します。

    # dsconf <instance_name> backend suffix set --state referral
    Copy to Clipboard Toggle word wrap

その結果、回避策により、接尾辞の参照を設定できます。

(BZ#2063140)

レプリケーションマネージャーアカウントのパスワードを変更した後に Directory Server のレプリケーションに失敗する

Directory Server では、パスワード変更後に、レプリカ合意のパスワードキャッシュが適切に更新されません。そのため、レプリケーションマネージャーアカウントのパスワードを変更すると、レプリケーションが破損します。この問題を回避するには、Directory Server インスタンスを再起動します。その結果、キャッシュは起動時に再ビルドされ、レプリケーション接続は古いパスワードではなく新しいパスワードにバインドします。

(BZ#2101473)

389-ds-base パッケージの既知の問題

389-ds-base パッケージに含まれている Red Hat Directory Server の既知の問題は、Red Hat Enterprise Linux 8.7 リリースノートに記載されています。

第6章 Red Hat Directory Server 11.5

6.1. 主な更新と新機能

このセクションでは、Directory Server 11.5 の新機能と重要な更新について説明します。

Directory Server がバージョン 1.4.3.28 にリベース

389-ds-base パッケージがアップストリームバージョン 1.4.3.28 にアップグレードされ、以前のバージョンに対するバグ修正や機能強化が数多く追加されました。

  • レプリカで潜在的なデッドロックが修正されました。
  • dnaInterval0 に設定されていると、サーバーが予想外に終了しなくなりました。
  • 接続処理のパフォーマンスが改善されました。
  • アクセス制御命令 (ACI) での targetfilter のパフォーマンスが改善されました。
389-ds-base パッケージで強調表示された更新と新機能

389-ds-base パッケージに含まれている Red Hat Directory Server の機能は、Red Hat Enterprise Linux 8.6 リリースノートに記載されています。

6.2. テクノロジープレビュー

このセクションでは、Directory Server 11.5 でサポートされていないテクノロジープレビューについて説明します。

Directory Server Web コンソールは、テクノロジープレビューとして LDAP ブラウザーを提供します

LDAP ブラウザーが Directory Server Web コンソールに追加されました。Web コンソールの LDAP Browser タブを使用すると、次のことができます。

  • ディレクトリーを参照する
  • ユーザー、グループ、組織単位 (OU)、カスタムエントリーなどのエントリーを管理する
  • ACI を管理する

Red Hat は、この機能をサポート対象外のテクノロジープレビューとして提供していることに注意してください。

389-ds-base パッケージのバグ修正

389-ds-base パッケージに含まれている Red Hat Directory Server のバグ修正は、Red Hat Enterprise Linux 8.6 リリースノートに記載されています。

6.3. 既知の問題

このセクションでは、Directory Server 11.5 の既知の問題と、該当する場合の回避法について説明します。

Web コンソールのウィンドウ外部で変更された Directory Server の設定が自動的に表示されない

Red Hat Enterprise Linux 8 Web コンソールの Directory Server モジュールの設計により、ユーザーがコンソールのウィンドウの外部で設定を変更しても、Web コンソールには自動的に最新の設定が表示されません。たとえば、Web コンソールが開いている間にコマンドラインを使用して設定を変更すると、Web コンソールで新しい設定が自動的に更新されません。これは、別のコンピューターの Web コンソールを使用して設定を変更する場合でも当てはまります。この問題を回避するには、コンソールのウィンドウ外部で設定が変更された場合は、ブラウザーで Web コンソールを手動で更新します。

Directory Server で接尾辞の referral の設定に失敗する。

Directory Server でバックエンド参照を設定すると、dsconf <instance_name> backend suffix set --state referral コマンドを使用したバックエンドの状態設定に失敗し、次のエラーが表示されます。

Error: 103 - 9 - 53 - Server is unwilling to perform - [] - need to set nsslapd-referral before moving to referral state
Copy to Clipboard Toggle word wrap

これにより、接尾辞の参照の設定に失敗します。この問題を回避するには、以下のコマンドを実行します。

  1. nsslapd-referral パラメーターを手動で設定します。

    # ldapmodify -D "cn=Directory Manager" -W -H ldap://server.example.com
    
    dn: cn=dc\3Dexample\2Cdc\3Dcom,cn=mapping tree,cn=config
    changetype: modify
    add: nsslapd-referral
    nsslapd-referral: ldap://remote_server:389/dc=example,dc=com
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  2. バックエンド状態を設定します。

    # dsconf <instance_name> backend suffix set --state referral
    Copy to Clipboard Toggle word wrap

その結果、回避策により、接尾辞の参照を設定できます。

レプリケーションマネージャーアカウントのパスワードを変更した後に Directory Server のレプリケーションに失敗する

Directory Server では、パスワード変更後に、レプリカ合意のパスワードキャッシュが適切に更新されません。そのため、レプリケーションマネージャーアカウントのパスワードを変更すると、レプリケーションが破損します。この問題を回避するには、Directory Server インスタンスを再起動します。その結果、キャッシュは起動時に再ビルドされ、レプリケーション接続は古いパスワードではなく新しいパスワードにバインドします。

389-ds-base パッケージの既知の問題

389-ds-base パッケージに含まれている Red Hat Directory Server の既知の問題は、Red Hat Enterprise Linux 8.6 リリースノートに記載されています。

第7章 Red Hat Directory Server 11.4

7.1. 主な更新と新機能

このセクションでは、Directory Server 11.4 の新機能と重要な更新について説明します。

Directory Server がバージョン 1.4.3.27 にリベース

389-ds-base パッケージがアップストリームバージョン 1.4.3.27 にアップグレードされ、以前のバージョンに対するバグ修正や機能強化が数多く追加されました。主な変更点の一覧については、更新前にアップストリームのリリースノートを参照してください。

389-ds-base パッケージで強調表示された更新と新機能

389-ds-base パッケージに含まれている Red Hat Directory Server の機能は、Red Hat Enterprise Linux 8.5 リリースノートに記載されています。

7.2. バグ修正

このセクションでは、Directory Server 11.4 で修正された、ユーザーに重大な影響を与えるバグについて説明します。

LDAPS URL の使用時に dsconf ユーティリティーが失敗しなくなりました

以前は、dsconf ユーティリティーはリモート接続の TLS 設定を正しく解決しませんでした。その結果、証明書の設定が正しい場合でも、リモート LDAPS URL で dsconf を使用すると、certificate verify failed エラーで失敗しました。dsconf 接続コードが修正されました。そのため、dsconf でリモート LDAPS URL を使用すると、期待どおりに動作するようになりました。

389-ds-base パッケージのバグ修正

389-ds-base パッケージに含まれている Red Hat Directory Server のバグ修正は、Red Hat Enterprise Linux 8.5 リリースノートに記載されています。

7.3. 既知の問題

このセクションでは、Directory Server 11.4 の既知の問題と、該当する場合の回避法について説明します。

Web コンソールのウィンドウ外部で変更された Directory Server の設定が自動的に表示されない

Red Hat Enterprise Linux 8 Web コンソールの Directory Server モジュールの設計により、ユーザーがコンソールのウィンドウの外部で設定を変更しても、Web コンソールには自動的に最新の設定が表示されません。たとえば、Web コンソールが開いている間にコマンドラインを使用して設定を変更すると、Web コンソールで新しい設定が自動的に更新されません。これは、別のコンピューターの Web コンソールを使用して設定を変更する場合でも当てはまります。この問題を回避するには、コンソールのウィンドウ外部で設定が変更された場合は、ブラウザーで Web コンソールを手動で更新します。

Directory Server Web コンソールでは LDAP ブラウザーが提供されない

Web コンソールを使用すると、管理者は Directory Server 11 インスタンスを管理および設定できます。ただし、統合 LDAP ブラウザーは提供されません。Directory Server でユーザーおよびグループを管理するには、dsidm ユーティリティーを使用します。ディレクトリーエントリーを表示および変更するには、サードパーティーの LDAP ブラウザー、または openldap-clients パッケージが提供する OpenLDAP クライアントユーティリティーを使用します。

389-ds-base パッケージの既知の問題

389-ds-base パッケージに含まれている Red Hat Directory Server の既知の問題は、Red Hat Enterprise Linux 8.5 リリースノートに記載されています。

第8章 Red Hat Directory Server 11.3

8.1. 主な更新と新機能

このセクションでは、Directory Server 11.3 の新機能と重要な更新について説明します。

Directory Server がバージョン 1.4.3.16 にリベースされました。

389-ds-base パッケージがアップストリームバージョン 1.4.3.16 にアップグレードされ、以前のバージョンに対するバグ修正や機能強化が数多く追加されました。主な変更点のリストは、更新前にアップストリームのリリースノートを参照してください。

389-ds-base パッケージで強調表示された更新と新機能

389-ds-base パッケージに含まれている Red Hat Directory Server の機能は、Red Hat Enterprise Linux 8.4 リリースノートに記載されています。

8.2. バグ修正

このセクションでは、Directory Server 11.3 で修正された、ユーザーに重大な影響を与えるバグについて説明します。

lib389 ライブラリーが、Account オブジェクトで検出されたエントリーの削除に失敗しなくなりました。

以前は、lib389 ライブラリーの Account オブジェクトの _protected フラグが有効化されていました。そのため、delete 操作に失敗していました。今回の更新により、フラグが False に設定されるようになりました。その結果、Account オブジェクトによって検出されたエントリーを削除したり、名前を変更したりしても、ライブラリーが失敗しなくなりました。

389-ds-base パッケージのバグ修正

389-ds-base パッケージに含まれている Red Hat Directory Server のバグ修正は、Red Hat Enterprise Linux 8.4 リリースノートに記載されています。

8.3. 既知の問題

このセクションでは、Directory Server 11.3 の既知の問題と、該当する場合の回避法について説明します。

Web コンソールのウィンドウ外部で変更された Directory Server の設定が自動的に表示されない

Red Hat Enterprise Linux 8 Web コンソールの Directory Server モジュールの設計により、ユーザーがコンソールのウィンドウの外部で設定を変更しても、Web コンソールには自動的に最新の設定が表示されません。たとえば、Web コンソールが開いている間にコマンドラインを使用して設定を変更すると、Web コンソールで新しい設定が自動的に更新されません。これは、別のコンピューターの Web コンソールを使用して設定を変更する場合でも当てはまります。この問題を回避するには、コンソールのウィンドウ外部で設定が変更された場合は、ブラウザーで Web コンソールを手動で更新します。

Directory Server Web コンソールでは LDAP ブラウザーが提供されない

Web コンソールを使用すると、管理者は Directory Server 11 インスタンスを管理および設定できます。ただし、統合 LDAP ブラウザーは提供されません。Directory Server でユーザーおよびグループを管理するには、dsidm ユーティリティーを使用します。ディレクトリーエントリーを表示および変更するには、サードパーティーの LDAP ブラウザー、または openldap-clients パッケージが提供する OpenLDAP クライアントユーティリティーを使用します。

第9章 Red Hat Directory Server 11.2

9.1. 主な更新と新機能

このセクションでは、Directory Server 11.2 の新機能と重要な更新について説明します。

Directory Server がバージョン 1.4.3.8 にリベース

389-ds-base パッケージがアップストリームバージョン 1.4.3.8 にアップグレードされ、以前のバージョンに対するバグ修正や機能強化が数多く追加されました。主な変更点の一覧については、更新前にアップストリームのリリースノートを参照してください。

389-ds-base パッケージで強調表示された更新と新機能

389-ds-base パッケージに含まれている Red Hat Directory Server の機能は、Red Hat Enterprise Linux 8.3 リリースノートに記載されています。

9.2. バグ修正

このセクションでは、Directory Server 11.2 で修正された、ユーザーに重大な影響を与えるバグについて説明します。

389-ds-base パッケージのバグ修正

389-ds-base パッケージに含まれている Red Hat Directory Server のバグ修正は、Red Hat Enterprise Linux 8.3 リリースノートに記載されています。

9.3. 既知の問題

このセクションでは、Directory Server 11.2 の既知の問題と、該当する場合の回避法について説明します。

Web コンソールのウィンドウ外部で変更された Directory Server の設定が自動的に表示されない

Red Hat Enterprise Linux 8 Web コンソールの Directory Server モジュールの設計により、ユーザーがコンソールのウィンドウの外部で設定を変更しても、Web コンソールには自動的に最新の設定が表示されません。たとえば、Web コンソールが開いている間にコマンドラインを使用して設定を変更すると、Web コンソールで新しい設定が自動的に更新されません。これは、別のコンピューターの Web コンソールを使用して設定を変更する場合でも当てはまります。この問題を回避するには、コンソールのウィンドウ外部で設定が変更された場合は、ブラウザーで Web コンソールを手動で更新します。

Directory Server Web コンソールでは LDAP ブラウザーが提供されない

Web コンソールを使用すると、管理者は Directory Server 11 インスタンスを管理および設定できます。ただし、統合 LDAP ブラウザーは提供されません。Directory Server でユーザーおよびグループを管理するには、dsidm ユーティリティーを使用します。ディレクトリーエントリーを表示および変更するには、サードパーティーの LDAP ブラウザー、または openldap-clients パッケージが提供する OpenLDAP クライアントユーティリティーを使用します。

第10章 Red Hat Directory Server 11.1

10.1. 主な更新と新機能

このセクションでは、Directory Server 11.1 の新機能と重要な更新について説明します。

Directory Server がバージョン 1.4.2.4 にリベースされました。

389-ds-base パッケージがアップストリームバージョン 1.4.2.4 にアップグレードされ、以前のバージョンに対するバグ修正および機能拡張が数多く追加されました。主な変更点のリストは、更新前にアップストリームのリリースノートを参照してください。

Directory Server にヘルスチェック機能が追加

この改良により、Directory Server にヘルスチェック機能が追加されます。dsctl healthcheck コマンドは、Directory Server インスタンスで読み取り専用の操作を実行し、たとえば、インスタンスが正しく設定されている場合や、レプリカ合意が正しく機能している場合などです。

389-ds-base パッケージで強調表示された更新と新機能

389-ds-base パッケージに含まれている Red Hat Directory Server の機能は、Red Hat Enterprise Linux 8.2 リリースノートに記載されています。

10.2. バグ修正

このセクションでは、Directory Server 11.1 で修正された、ユーザーに重大な影響を与えるバグについて説明します。

389-ds-base パッケージのバグ修正

389-ds-base パッケージに含まれる Red Hat Directory Server のバグ修正は、Red Hat Enterprise Linux 8.2 リリースノートに記載されています。

10.3. 既知の問題

このセクションでは、Directory Server 11.1 の既知の問題と、該当する場合の回避法について説明します。

Web コンソールのウィンドウ外部で変更された Directory Server の設定が自動的に表示されない

Red Hat Enterprise Linux 8 Web コンソールの Directory Server モジュールの設計により、ユーザーがコンソールのウィンドウの外部で設定を変更しても、Web コンソールには自動的に最新の設定が表示されません。たとえば、Web コンソールが開いている間にコマンドラインを使用して設定を変更すると、Web コンソールで新しい設定が自動的に更新されません。これは、別のコンピューターの Web コンソールを使用して設定を変更する場合でも当てはまります。この問題を回避するには、コンソールのウィンドウ外部で設定が変更された場合は、ブラウザーで Web コンソールを手動で更新します。

Directory Server Web コンソールでは LDAP ブラウザーが提供されない

Web コンソールを使用すると、管理者は Directory Server 11 インスタンスを管理および設定できます。ただし、統合 LDAP ブラウザーは提供されません。Directory Server でユーザーおよびグループを管理するには、dsidm ユーティリティーを使用します。ディレクトリーエントリーを表示および変更するには、サードパーティーの LDAP ブラウザー、または openldap-clients パッケージが提供する OpenLDAP クライアントユーティリティーを使用します。

389-ds-base パッケージの既知の問題

389-ds-base パッケージに含まれている Red Hat Directory Server の既知の問題は、Red Hat Enterprise Linux 8.2 リリースノートに記載されています。

10.4. 削除された機能

このセクションでは、Directory Server 11.1 から削除された機能について説明します。

nunc-stans フレームワークの削除

nunc-stans フレームワークが Directory Server から削除されました。サーバーは、Directory Server で改善されたコア接続処理メカニズムを使用するようになりました。

以前にフレームワークを手動で有効にした場合は、Directory Server は次の警告をログに記録します。

WARN - slapd_daemon - cn=config: nsslapd-enable-nunc-stans is on. nunc-stans has been deprecated and this flag is now ignored.
WARN - slapd_daemon - cn=config: nsslapd-enable-nunc-stans should be set to off or deleted from cn=config.
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Directory Server がこの警告をログに記録しないようにするには、cn=config エントリーから nsslapd-enable-nunc-stans を削除します。

$ ldapmodify -D "cn=Directory Manager" -W -p 389 -h server.example.com -x
dn: cn=config
changetype: modify
delete: nsslapd-enable-nunc-stans
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第11章 Red Hat Directory Server 11.0

11.1. 主な更新と新機能

このセクションでは、Directory Server 11.0 の新機能と重要な更新について説明します。

インスタンスを管理するための新しいコマンドラインユーティリティーの導入

Red Hat Directory Server 11.0 では、dscreate ユーティリティー、dsconf ユーティリティー、および dsctl ユーティリティーが追加されました。これらのユーティリティーは、コマンドラインを使用して Directory Server の管理を簡素化します。たとえば、複雑な LDIF ステートメントをサーバーに送信する代わりに、パラメーターとコマンドを使用して機能を設定できるようになりました。

次に、各ユーティリティーの目的の概要を示します。

  • dscreate ユーティリティーを使用して、インタラクティブモードまたは INF ファイルを使用して新しい Directory Server インスタンスを作成します。INF ファイル形式は、インストーラーがこれまでのバージョンの Directory Server で使用していた形式とは異なることに注意してください。
  • dsconf ユーティリティーを使用して、ランタイム時に Directory Server インスタンスを管理します。たとえば、dsconf を使用して以下を行います。

    • cn=config エントリーの設定
    • プラグインの設定
    • レプリケーションの設定
    • インスタンスのバックアップと復元
  • dsctl ユーティリティーを使用してオフライン時に Directory Server インスタンスを管理します。たとえば、dsctl を使用して以下を行います。

    • インスタンスの起動と停止
    • サーバーデータベースの再インデックス化
    • インスタンスのバックアップと復元

これらのユーティリティーは、Directory Server 10 で非推奨となった Perl スクリプトとシェルスクリプトに代わるものです。このスクリプトは、サポート対象外の 389-ds-base-legacy-tools パッケージで引き続き利用できますが、Red Hat は、新しいユーティリティーを使用した Directory Server の管理のみをサポートします。

LDIF ステートメントを使用した Directory Server の設定は引き続きサポートされますが、Red Hat はユーティリティーの使用を推奨します。

ユーティリティーの使用方法は、Red Hat Directory Server 11 ドキュメント を参照してください。

Directory Server によるブラウザーベースのユーザーインターフェイスの提供

この改良により、これまでのバージョンで使用された Java ベースのコンソールに代わるブラウザーベースのインターフェイスが Red Hat Directory Server に追加されます。そのため、管理者は Red Hat Enterprise Linux Web コンソールを使用して、ブラウザーを使用した Directory Server インスタンスの管理を行えるようになりました。

詳細は、Red Hat Directory Server 11 ドキュメント を参照してください。

ブラウザーベースのユーザーインターフェイスには LDAP ブラウーザが含まれていないことに注意してください。

nsslapd-unhashed-pw-switch パラメーターのデフォルト値が off になりました。

たとえば、パスワードを Active Directory (AD) と同期する場合、Directory Server プラグインは暗号化されていないパスワードをハードディスクに保存する必要があります。nsslapd-unhashed-pw-switch 設定パラメーターは、Directory Server が暗号化されていないパスワードを保存するかどうかと方法を決定します。暗号化されていないパスワードを保存するためにプラグインを必要としないシナリオでセキュリティーを強化するために、nsslapd-unhashed-pw-switch パラメーターのデフォルト値は、Directory Server 11.0 で on から off に変更になりました。

AD とパスワード同期を設定する場合は、Windows 同期合意が設定された Directory Server インスタンスで nsslapd-unhashed-pw-switch を手動で有効にします。

# dsconf -D "cn=Directory Manager" ldap://server.example.com config replace nsslapd-unhashed-pw-switch=on
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389-ds-base パッケージで強調表示された更新と新機能

389-ds-base パッケージに含まれている Red Hat Directory Server の機能は、Red Hat Enterprise Linux 8.1 リリースノートに記載されています。

11.2. 既知の問題

このセクションでは、Directory Server 11.0 の既知の問題と、該当する場合の回避法について説明します。

Web コンソールのウィンドウ外部で変更された Directory Server の設定が自動的に表示されない

Red Hat Enterprise Linux 8 Web コンソールの Directory Server モジュールの設計により、ユーザーがコンソールのウィンドウの外部で設定を変更しても、Web コンソールには自動的に最新の設定が表示されません。たとえば、Web コンソールが開いている間にコマンドラインを使用して設定を変更すると、Web コンソールで新しい設定が自動的に更新されません。これは、別のコンピューターの Web コンソールを使用して設定を変更する場合でも当てはまります。この問題を回避するには、コンソールのウィンドウ外部で設定が変更された場合は、ブラウザーで Web コンソールを手動で更新します。

Directory Server Web コンソールでは LDAP ブラウザーが提供されない

Web コンソールを使用すると、管理者は Directory Server 11 インスタンスを管理および設定できます。ただし、統合 LDAP ブラウザーは提供されません。Directory Server でユーザーおよびグループを管理するには、dsidm ユーティリティーを使用します。ディレクトリーエントリーを表示および変更するには、サードパーティーの LDAP ブラウザー、または openldap-clients パッケージが提供する OpenLDAP クライアントユーティリティーを使用します。

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