3.2. 無料のデータベースロックを監視することによるデータ破壊の回避
データベースロックが不足すると、データが破損する可能性があります。これを回避するために、Directory Server は、デフォルトで、残りの空きデータベースロック数を 500 ミリ秒間隔で監視し、アクティブなデータベースロックの数が 90% 以上の場合、Directory Server はすべての検索を中止します。
間隔としきい値を変更できます。
- たとえば、間隔を 600 ミリ秒に設定し、しきい値を 85 パーセントに設定するには、次のように入力します。
# dsconf -D "cn=Directory Manager" ldap://server.example.com backend config set --locks-monitoring-enabled on --locks-monitoring-pause 600 --locks-monitoring-threshold 85
--locks-monitoring-enabled on
オプションは、この機能が有効であることを確認します。注記設定した間隔が長すぎると、次の監視チェックが行われる前にサーバーのロックが不足する可能性があります。間隔が短すぎると、サーバーが遅くなる可能性があります。 - インスタンスを再起動します。
# dsctl instance_name restart