2.15. cn=task_name,cn=import,cn=tasks,cn=config


LDIF ファイルまたは複数の LDIF ファイルは、タスクのパラメーターを定義してタスクを開始する特別なタスクエントリーを作成することで、コマンドラインでインポートできます。タスクが完了するとすぐに、タスクエントリーがディレクトリーから削除されます。

cn=import エントリーは、インポートタスク操作のコンテナーエントリーです。cn=import エントリー自体には属性はありませんが、このエントリー内にあるタスクエントリーごとに (cn=task_name,cn=import,cn=tasks,cn=config) 以下の属性を使用してインポートタスクを定義します。

cn=import のインポートタスクエントリーには、インポートする LDIF ファイル (nsFilename 属性) と、ファイルをインポートするインスタンスの名前 (nsInstance 属性) が含まれている必要があります。さらに、タスクを識別するために一意の cn を含める必要があります。以下に例を示します。

dn: cn=example import,cn=import,cn=tasks,cn=config
objectclass: extensibleObject
cn: example import
nsFilename: /home/files/example.ldif
nsInstance: userRoot
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インポート操作が実行されると、タスクエントリーには Common task invocation attributes for entries under cn=tasks,cn=config に記載されているサーバー生成タスク属性がすべて含まれます。

2.15.1. nsExcludeSuffix

この属性は、インポートから除外する LDIF ファイルの接尾辞またはサブツリーを識別します。

パラメーター説明

エントリー DN

cn=task_name,cn=import,cn=tasks,cn=config

有効な値

任意の DN

デフォルト値

 

構文

DN、多値

nsExcludeSuffix: ou=machines,dc=example,dc=com

2.15.2. nsFilename

nsFilename 属性には、Directory Server インスタンスにインポートする LDIF ファイルのパスとファイル名が含まれます。複数のファイルをインポートするには、この属性のインスタンスを複数追加します。以下に例を示します。

nsFilename: file1.ldif
nsFilename: file2.ldif
Copy to Clipboard
パラメーター説明

エントリー DN

cn=task_name,cn=import,cn=tasks,cn=config

有効な値

任意の文字列

デフォルト値

 

構文

大文字と小文字を区別する文字列 (複数値)

nsFilename: /home/jsmith/example.ldif

2.15.3. nsImportChunkSize

この属性は、インポート操作中に保持するチャンクの数を定義し、インポート中にサーバーが検出した、新規パスを開始してチャンクをマージするタイミングの内容を上書きます。

パラメーター説明

エントリー DN

cn=task_name,cn=import,cn=tasks,cn=config

有効な値

0 から最大 32 ビットの整数値 (2147483647)

デフォルト値

0

構文

整数

nsImportChunkSize: 10

2.15.4. nsImportIndexAttrs

この属性は、データベースインスタンスにインポートされる属性をデプロイするかどうかを設定します。

パラメーター説明

エントリー DN

cn=task_name,cn=import,cn=tasks,cn=config

有効な値

true | false

デフォルト値

true

構文

大文字と小文字を区別しない文字列

nsImportIndexAttrs: true

2.15.5. nsIncludeSuffix

この属性は、LDIF ファイルからインポートする特定の接尾辞またはサブツリーを識別します。

パラメーター説明

エントリー DN

cn=task_name,cn=import,cn=tasks,cn=config

有効な値

任意の DN

デフォルト値

 

構文

DN、多値

nsIncludeSuffix: ou=people,dc=example,dc=com

2.15.6. nsInstance

この属性は、userRootslapd-example などのファイルをインポートするデータベースインスタンスの名前を提供します。

パラメーター説明

エントリー DN

cn=task_name,cn=import,cn=tasks,cn=config

有効な値

Directory Server インスタンスデータベースの名前 (任意の文字列)

デフォルト値

 

構文

大文字と小文字を区別する文字列

nsInstance: userRoot

2.15.7. nsUniqueIdGenerator

この属性は、名前ベースの ID の生成方法を定義します。属性は、ID の生成に使用する名前空間を設定します。このオプションは、エントリーに同じ ID が必要な場合に同じ LDIF ファイルを 2 つの Directory Server インスタンスにインポートするのに便利です。

パラメーター説明

エントリー DN

cn=task_name,cn=import,cn=tasks,cn=config

有効な値

任意の文字列

デフォルト値

 

構文

大文字と小文字を区別しない文字列

nsUniqueIdGeneratorNamespace: example

2.15.8. nsUniqueIdGeneratorNamespace

この属性は、名前ベースの ID の生成方法を定義します。属性は、ID の生成に使用する名前空間を設定します。このオプションは、エントリーに同じ ID が必要な場合に同じ LDIF ファイルを 2 つの Directory Server インスタンスにインポートするのに便利です。

パラメーター説明

エントリー DN

cn=task_name,cn=import,cn=tasks,cn=config

有効な値

任意の文字列

デフォルト値

 

構文

大文字と小文字を区別しない文字列

nsUniqueIdGeneratorNamespace: example

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