4.3. Web コンソールを使用した、新規サーバーの既存サーバーに対するサプライヤーとしての設定
新しいサーバー supplier2.example.com
をサプライヤーとして準備するには、次のことを行う必要があります。
- 接尾辞のレプリケーションを有効にします。
- 既存サーバーへのレプリカ合意を作成します。
- 既存サーバーを初期化します。
レプリケーショントポロジーの既存のサプライヤーでこの手順を実行します。
既存のサーバーでレプリカ合意を初期化していない場合は、続行しないでください。それ以外の場合は、新規サーバーの空のデータベースは、既存のサプライヤーのデータベースを上書きします。
前提条件
-
新規サーバーで
dc=example,dc=com
接尾辞のレプリケーションを有効にしている。 -
既存のサーバーで
dc=example,dc=com
接尾辞のレプリケーションを有効にしている。 - 参加する新しいサーバーが正常に初期化されている。
- Web コンソールでインスタンスにログインしている。
手順
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Replication
メニューを開きます。 -
dc=example,dc=com
接尾辞を選択します。 レプリカ合意を追加し、既存のサーバーを初期化します。
Agreements
タブで、 をクリックし、次のフィールドに入力します。この設定により、
example-agreement-supplier2-to-supplier1
という名前のレプリカ合意が作成されます。レプリカ合意は、既存サーバーのホスト名、プロトコル、既存サプライヤーへのデータの接続や複製時にサプライヤーが使用する認証情報などの設定を定義します。-
Consumer Initialization
フィールドでDo Online Initialization
を選択し、合意の保存後に新規サーバーを自動的に初期化します。 この合意の作成後、Directory Server は
supplier1.example.com
を初期化します。複製するデータ量によっては、初期化に時間がかかる場合があります。
検証
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Replication
メニューを開きます。 -
dc=example,dc=com
接尾辞を選択します。 Agreements
タブで、テーブルのState
列での契約のステータスを確認。