10.2. レプリカの独占を識別するためのレプリケーションロギングの有効化
1 つ以上のサプライヤーが頻繁に高い更新負荷にあり、レプリカが頻繁に更新を受信しない場合は、レプリケーションメッセージのロギングを有効にして、独占状態を特定します。
前提条件
- レプリケーショントポロジーに複数のサプライヤーがある。
手順
レプリケーションロギングを有効にします。
#
dsconf -D "cn=Directory Manager" ldap://server.example.com config replace nsslapd-errorlog-level=8192
このコマンドは、レプリケーションロギングのみを有効にし、他のエラーメッセージのロギングは無効である点に注意してください。
/var/log/dirsrv/slapd-instance_name/errors
ログファイルを監視し、以下のエラーメッセージを検索します。Replica Busy! Status: [Error (1) Replication error acquiring replica: replica busy]
Directory Server がしばしばこのエラーをログに記録することがある点に注意してください。ただし、レプリカが頻繁に更新を受信せず、サプライヤーがこのエラーをログに記録する場合は、設定を更新してこの問題を解決することを検討してください。