16.2. .dsrc ファイルでのレプリケーション監視の認証情報の設定


デフォルトでは、dsconf replication monitor コマンドは、リモートインスタンスに対して認証する際に、バインド DN およびパスワードを要求します。将来、レポートをより速く簡単に生成するために、ユーザーの ~/.dsrc ファイルで、トポロジー内のサーバーごとにバインド DN と任意でパスワードを設定できます。

前提条件

  • ホストがレプリケーショントポロジーのメンバーである。
  • コンシューマーを初期化している。

手順

  1. オプション: ~/.dsrc ファイルを作成します。
  2. ~/.dsrc ファイルで、バインド DN およびパスワードを設定します。以下に例を示します。

    [repl-monitor-connections]
    connection1 = server1.example.com:389:cn=Directory Manager:*
    connection2 = server2.example.com:389:cn=Directory Manager:[~/pwd.txt]
    connection3 = hub1.example.com:389:cn=Directory Manager:S3cret

    この例では、connection1 から connection3 を各エントリーのキーとして使用します。ただし、任意の一意のキーを使用できます。

    dsconf replication monitor コマンドを実行すると、dsconf ユーティリティーはインスタンスのレプリカ合意で設定されたすべてのサーバーに接続します。このユーティリティーが ~/.dsrc でホスト名を見つけると、定義された認証情報を使用してリモートサーバーに対して認証されます。上記の例では、dsconf はサーバーへの接続時に以下の認証情報を使用します。

    ホスト名バインド DNパスワードの設定方法

    server1.example.com

    cn=Directory Manager

    パスワードを要求する

    server2.example.com

    cn=Directory Manager

    ~/pwd.txt からパスワードを読み取る

    hub1.example.com

    cn=Directory Manager

    S3cret

検証

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.