第7章 Red Hat Directory Server 12.1
Directory Server 12.1 に実装された新しいシステム要件、主な更新および新機能、既知の問題、および非推奨の機能を説明します。
7.1. 主な更新と新機能
このセクションでは、Directory Server 12.1 の新機能と重要な更新を説明します。
Directory Server 12.1 はアップストリームバージョン 2.1.3 にリベースされる
Directory Server 12.1 は、アップストリームバージョン 2.1.3 に基づいており、以前のバージョンに比べて多くのバグ修正と機能拡張が提供されています。主な変更点の一覧については、更新前にアップストリームのリリースノートを参照してください。
LDAP ブラウザーへの完全対応
この機能拡張により、Web コンソールの LDAP Browser
タブから LDAP エントリーを管理できます。たとえば、以下を行うことができます。
- ツリー ビューまたは テーブル ビューを使用してディレクトリーを参照します。
- ユーザー、グループ、組織単位 (OU)、カスタムエントリーなどのエントリーを管理します。
- アクセス制御命令 (ACI) を管理します。
- サービス定義 (CoS) のクラスを管理します。
- エントリーを検索します。
389-ds-base
パッケージで特記すべき更新と新機能
389-ds-base
パッケージに含まれている Red Hat Directory Server の機能は、Red Hat Enterprise Linux 9.1 リリースノートに記載されています。