第18章 非アクティブ制限に達したアカウントを再度有効にする


Directory Server が非アクティブ制限に達したためにアカウントを非アクティブ化した場合、管理者はアカウントを再度有効にすることができます。

18.1. アカウントポリシープラグインによって非アクティブ化されたアカウントを再度有効にする

dsconf account unlock コマンドを使用するか、非アクティブ化されたユーザーの lastLoginTime 属性を手動で更新することにより、アカウントを再度有効にすることができます。

前提条件

  • 非アクティブ化されたユーザーアカウント。

手順

  • 次のいずれかの方法を使用して、アカウントを再アクティブ化します。

    • dsconf account unlock コマンドの使用:

      # dsidm -D "cn=Directory manager" ldap://server.example.com -b "dc=example,dc=com" account unlock "uid=example,ou=People,dc=example,dc=com"
    • ユーザーの lastLoginTime 属性を最近のタイムスタンプに設定するには、次のようにします。

      # ldapmodify -H ldap://server.example.com -x -D "cn=Directory Manager" -W
      
      dn: uid=example,ou=People,dc=example,dc=com
      changetype: modify
      replace: lastLoginTime
      lastLoginTime: 20210901000000Z

検証

  • 再アクティブ化したユーザーとして認証します。たとえば、次の検索を実行します。

    # ldapsearch -H ldap://server.example.com -x -D "uid=example,ou=People,dc=example,dc=com" -W -b "dc=example,dc=com -s base"

    ユーザーが正常に認証できる場合、アカウントは再度アクティブ化されました。

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