第4章 Directory Server がサポートする暗号のリストの更新


暗号化された接続を確立するには、Directory Server とクライアントの両方に、少なくとも 1 つの共通の暗号が必要です。たとえば、Directory Server でデフォルトで有効化されていない暗号がレガシーアプリケーションで必要な場合は、有効にできます。

4.1. デフォルトの暗号と利用可能な暗号の違い

設定で個別の暗号をリスト表示する代わりに、nsSSL3Ciphers パラメーターで以下のキーワードのいずれかを使用できます。

  • デフォルト: ネットワークセキュリティーサービス (NSS) で有効なデフォルトの暗号を参照してください。リストを表示するには、以下を入力します。

    # /usr/lib64/nss/unsupported-tools/listsuites | grep -B1 --no-group-separator "Enabled"
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    デフォルト のキーワードは、nsSSL3Ciphers パラメーターのデフォルト値です。

  • all: Directory Server で対応しているすべての暗号を参照します。リストを表示するには、以下を入力します。

    # dsconf -D "cn=Directory Manager" ldap://server.example.com security ciphers list --supported
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    特定の暗号のみを有効にする場合は、all キーワードを使用します。たとえば、nsSSL3Ciphers-all,+TLS_ECDHE_ECDSA_WITH_AES_256_GCM_SHA384 に設定すると、Directory Server がすべての暗号を無効にし、TLS_ECDHE_ECDSA_WITH_AES_256_GCM_SHA384 のみを有効にします。

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