10.2. 通常ユーザーとしてのバックアップの実行


cn=Directory Manager ではなく、通常のユーザーとしてバックアップを実行できます。

前提条件

  • cn=backup_users,ou=groups,dc=example,dc=com グループのメンバーがデータをバックアップするのを許可している。
  • バックアップの実行に使用するユーザーが cn=backup_users,ou=groups,dc=example,dc=com グループのメンバーである。

手順

  • 以下の方法のいずれかを使用してバックアップタスクを作成します。

    • dsconf backup create コマンドの使用:

      # dsconf -D "uid=example,ou=People,dc=example,dc=com" ldap://server.example.com backup create
    • タスクの手動での作成:

      # ldapadd -D "uid=example,ou=People,dc=example,dc=com" -W -H ldap://server.example.com
      
      dn: cn=backup-2021_07_23_12:55_00,cn=backup,cn=tasks,cn=config
      changetype: add
      objectClass: extensibleObject
      nsarchivedir: /var/lib/dirsrv/slapd-instance_name/bak/backup-2021_07_23_12:55_00
      nsdatabasetype: ldbm database
      cn: backup-2021_07_23_12:55_00

検証

  • バックアップが作成されたことを確認します。

    # ls -l /var/lib/dirsrv/slapd-instance_name/bak/
    total 0
    drwx------. 3 dirsrv dirsrv 108 Jul 23 12:55 backup-2021_07_23_12_55_00
    ...
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