第12章 サーバー接続管理のチューニング
nsslapd-numlisteners
属性は、確立された接続を監視するために Directory Server が使用できるリスナースレッドの数を指定します。属性値を増やすことで、サーバーで多数のクライアント接続が発生した場合の応答時間を改善できます。
12.1. コマンドラインを使用した接続リスナースレッド数の管理
コマンドラインを使用して、接続リスナースレッドの数を管理できます。デフォルト値は 1
です。
手順
接続リスナースレッドの数をリスト表示します。
# dsconf -D "cn=Directory Manager" ldap://server.example.com config get nsslapd-numlisteners
接続リスナースレッドの数を変更します。
# dsconf -D "cn=Directory Manager" ldap://server.example.com config replace nsslapd-numlisteners=4
インスタンスを再起動します。
# dsctl instance_name restart