10.2. SSSD を使用した GDM での認証メカニズム選択の有効化
パスワードなしの GDM ログインを有効にし、一元管理されているユーザーに対して柔軟な認証を提供します。authselect と System Security Services Daemon (SSSD) を使用することで、外部アイデンティティープロバイダー (EIdP)、パスキーデバイス、スマートカードなどのパスワードレス認証方法を有効にできます。この設定により、パスワードへの依存度が軽減され、ユーザーは GNOME Display Manager (GDM) のログイン画面で認証情報を直接選択できるようになります。
GDM でこれらのオプションを有効にする前に、まず個々の認証方法と Identity Management (IdM) サーバーを設定する必要があります。これらの認証情報とサーバー側の設定が機能するようになったら、システムサービスを設定して、ログイン画面にこれらのオプションを表示させることができます。
前提条件
- このシステムは、Identity Management (IdM) ドメインのメンバーである。
- 使用する特定のパスワードレス認証方法に必要な前提条件 (IdM サーバーの設定やユーザー認証情報の登録など) を満たしている。
-
システムの
root権限がある。 - SSSD をインストールしている。
手順
(オプション):
authselectプロファイルに関する情報を表示します。$ authselect current現在使用している
authselectプロファイルに応じて、以下のいずれかを行います。sssdプロファイルを選択し、切り替え可能な認証機能を有効にします。# authselect select sssd with-switchable-authすでに
sssdプロファイルを使用している場合は、切り替え可能な認証機能を有効化します。# authselect enable-feature with-switchable-auth注記このコマンドは、
/etc/pam.d/switchable-authPAM サービスファイルを設定し、ユーザーアカウントに事前に設定された対応するパスワードレス認証メカニズムを GDM ログイン画面に表示できるようにします。
SSSD PAM レスポンダーを設定して、切り替え可能な認証サービスを承認します。
/etc/sssd/sssd.confファイルを開き、[pam]セクションにpam_json_servicesオプションを追加します。... [pam] pam_json_services = gdm-switchable-authSSSD サービスを再起動します。
# systemctl restart sssd
検証
管理者は、
/etc/sssd/sssd.confファイルを確認して設定を確認します。$ cat /etc/sssd/sssd.conf出力には、
[pam]セクション内にgdm-switchable-authに設定されたpam_json_servicesキーを含める必要があります。ユーザーは、
/etc/dconf/db/distro.d/20-authselectファイルを読み取って設定を確認できます。$ cat /etc/dconf/db/distro.d/20-authselect出力の
[org/gnome/login-screen]セクションには、enable-switchable-authenticationキーがtrueに設定されている必要があります。