5.15. ISO イメージへのキックスタートファイルの注入
[customizations.installer] カスタマイズを使用すると、image installer などの ISO インストーラービルドに、ベアメタルデプロイメント用のキックスタートファイルを追加できます。
既存のオペレーティングシステムやデータが存在するマシンで ISO イメージを起動すると、キックスタートがシステム上の最初のディスクを自動的に再フォーマットするように設定され、データが破壊される可能性があります。
次の中から、独自のキックスタートファイルを追加する方法を選択できます。
- インストールプロセス中にすべての値を設定する。
-
キックスタートで
unattended = trueフィールドを有効にし、デフォルト設定を使用した完全に無人のインストールを実行する。 キックスタートフィールドを使用して独自のキックスタートを注入する。必要な項目をすべて指定すれば、完全な無人インストールが可能になります。そうでない場合、インストールプログラムは不足している項目の入力を求めます。
Anaconda インストーラーの ISO イメージタイプでは、次のブループリントのカスタマイズがサポートされています。
[customizations.installer] unattended = true sudo-nopasswd = ["user", "%wheel"]unattended: インストールを完全に自動化するキックスタートファイルを作成します。これには、デフォルトで次のオプションの設定が含まれます。- テキスト表示モード
-
en_US.UTF-8言語とロケール -
us keyboardレイアウト -
UTC time zone -
zerombr、clearpart、およびautopartによる最初のディスクの自動的なワイプおよびパーティション設定 -
dhcpとauto-activationを有効にするネットワークオプション
以下に例を示します。
liveimg --url file:///run/install/repo/liveimg.tar.gz
lang en_US.UTF-8
keyboard us
timezone UTC
zerombr
clearpart --all --initlabel
text
autopart --type=plain --fstype=xfs --nohome
reboot --eject
network --device=link --bootproto=dhcp --onboot=on --activate
sudo-nopasswd: /etc/sudoers.d ドロップインファイルを作成するように設定されたキックスタートスニペットを追加します。これにより、指定されたユーザーと % で始まるグループがパスワードなしで sudo を実行できるようなります。
たとえば、値を ["user", "%wheel"] に設定すると、次のようなキックスタートの %post セクションが作成されます。
%post
echo -e "user\tALL=(ALL)\tNOPASSWD: ALL" > "/etc/sudoers.d/user"
chmod 0440 /etc/sudoers.d/user
echo -e "%wheel\tALL=(ALL)\tNOPASSWD: ALL" > "/etc/sudoers.d/%wheel"
chmod 0440 /etc/sudoers.d/%wheel
restorecon -rvF /etc/sudoers.d
%end
または、次のカスタマイズを使用して、カスタムのキックスタートを含めることもできます。
[customizations.installer.kickstart]
contents = """
text --non-interactive
zerombr
clearpart --all --initlabel --disklabel=gpt
autopart --noswap --type=lvm
network --bootproto=dhcp --device=link --activate --onboot=on
"""
image-builder は、image-installer イメージタイプに関連する場合、システムをインストールするコマンド liveimg を自動的に追加します。[customizations.installer.kickstart] によるカスタマイズを、他のインストーラーカスタマイズと組み合わせて使用することはできません。