30.7. Pacemaker リモートノードが不必要にフェンスされないことを確認する


RHEL 10 では、fence-remote-without-quorum クラスタープロパティーが、デフォルトで false に設定されています。この設定は、管理パーティションがクォーラムを失ったときに、リモートノードが不必要にフェンスされるのを防ぐためのものです。フェンシングを許可するように設定を一時的に変更することで、この動作を検証できます。

前提条件

  • 少なくとも 3 つのクラスターノードと 1 つのリモートノードを持つ RHEL 高可用性クラスターが稼働中である。
  • リモートノードでリソースが実行されるように設定されている。
  • すべてのノードに対してフェンシングが設定されている。

手順

  1. 元の動作を再現するようにクラスターを設定します。

    1. no-quorum-policy プロパティーを freeze に設定します。
    2. fence-remote-without-quorum プロパティーを true に設定します。

      注記

      RHEL 10 では、デフォルト値は false です。このステップでは、検証の目的で従来の動作をシミュレートするために、デフォルトを明示的にオーバーライドします。

      [root@node1 ~]# pcs property set no-quorum-policy=freeze
      
      [root@node1 ~]# pcs property set fence-remote-without-quorum=true
  2. クラスターノードの 1 つを他のノードから隔離します。この例の hvirt-325 は、リモートノード hvirt-292 を管理するノードです。

    [root@hvirt-325 ~]# iptables -I INPUT -p udp --dport=5405 -j DROP
  3. クラスターの動作を観察します。

    • 隔離したノードのログを確認します。ノードがリモートノードのフェンシングを開始するのが確認できます。
    • クラスターのフェンシング履歴を確認します。隔離されたクラスターノードとリモートノードの両方で、フェンシングアクションが成功したことが表示されます。
  4. 隔離されたノードをクラスターに再参加させ、すべてのノードとリソースがオンラインであることを確認します。

    [root@hvirt-325 ~]# iptables -D INPUT -p udp --dport=5405 -j DROP
  5. デフォルトの動作を復元します。fence-remote-without-quorum プロパティーを false に設定します。

    [root@node1 ~]# pcs property set fence-remote-without-quorum=false
  6. ステップ 2 のネットワーク隔離テストを再度実行します。

    [root@hvirt-325 ~]# iptables -I INPUT -p udp --dport=5405 -j DROP

検証

  • fence-remote-without-quorum=false でノードを隔離した後、クラスターのステータスとログを確認します。
  • 隔離されたノードのログに、今度はリモートノードがフェンスされていないことが示されます。

    Jul 14 11:55:30 hvirt-325 pacemaker-schedulerd[2934]: warning: Node hvirt-292 is unclean but cannot be fenced
Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

Red Hat ドキュメントについて

Legal Notice

Theme

© 2026 Red Hat
トップに戻る