17.5.4. 専用の IOThreads の設定


仮想マシン (VM) 上のディスクの I/O パフォーマンスを向上させるために、仮想マシンのディスクの I/O 操作を管理するために使用される専用の IOThread を設定できます。

通常、ディスクの I/O 操作はメインの QEMU スレッドの一部です。そのため、集中的な I/O ワークロードの実行時に、仮想マシン全体の応答性が低下する可能性があります。I/O 操作を専用の IOThread に分離することで、仮想マシンの応答性とパフォーマンスを大幅に向上させることができます。

手順

  1. 選択した仮想マシンが実行中の場合はシャットダウンします。
  2. ホストで、仮想マシンの XML 設定に <iothreads> タグを追加または編集します。たとえば、testguest1 仮想マシンに 1 つの IOThread を作成するには、次のようにします。

    # virsh edit <testguest1>
    
    <domain type='kvm'>
      <name>testguest1</name>
      ...
      <vcpu placement='static'>8</vcpu>
      <iothreads>1</iothreads>
      ...
    </domain>
    注記

    最適な結果を得るには、ホスト上の CPU ごとに 1 - 2 個の IOThreads のみを使用してください。

  3. 仮想マシンディスクに専用の IOThread を割り当てます。たとえば、ID が 1IOThreadtestguest1 仮想マシン上のディスクに割り当てるには、次のように指定します。

    # virsh edit <testguest1>
    
    <domain type='kvm'>
      <name>testguest1</name>
      ...
      <devices>
        <disk type='file' device='disk'>
          <driver name='qemu' type='raw' cache='none' io='native' iothread='1'/>
          <source file='/var/lib/libvirt/images/test-disk.raw'/>
          <target dev='vda' bus='virtio'/>
          <address type='pci' domain='0x0000' bus='0x04' slot='0x00' function='0x0'/>
        </disk>
        ...
      </devices>
      ...
    </domain>
    注記

    IOThread の ID は 1 から始まります。ディスクごとに 1 つの IOThread のみを割り当てる必要があります。

    通常、最適なパフォーマンスを得るには、仮想マシンごとに 1 つの専用 IOThread で十分です。

  4. virtio-scsi ストレージデバイスを使用する場合は、virtio-scsi コントローラーに専用の IOThread を割り当てます。たとえば、ID が 1IOThreadtestguest1 仮想マシン上のコントローラーに割り当てるには、次のように指定します。

    # virsh edit <testguest1>
    
    <domain type='kvm'>
      <name>testguest1</name>
      ...
      <devices>
        <controller type='scsi' index='0' model='virtio-scsi'>
          <driver iothread='1'/>
          <address type='pci' domain='0x0000' bus='0x00' slot='0x0b' function='0x0'/>
        </controller>
        ...
      </devices>
      ...
    </domain>

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