16.6. PXE サーバーからの仮想マシンの起動


Preboot Execution Environment (PXE) を使用する仮想マシンは、ネットワークから起動して設定を読み込むことができます。libvirt を使用すると、仮想ネットワークまたはブリッジネットワーク上の PXE サーバーから仮想マシンを起動できます。

警告

以下の手順はあくまで例として提示するものです。続行する前に、十分なバックアップがあることを確認してください。

16.6.1. 仮想ネットワークでの PXE ブートサーバーの設定

ホスト上の仮想マシンが仮想ネットワーク上で利用可能なブートイメージから起動するように設定するには、libvirt 仮想ネットワークを設定して、Preboot Execution Environment (PXE) を提供する必要があります。

前提条件

  • 次のようなローカルの PXE サーバー (DHCP および TFTP)

    • libvirt 内部サーバー
    • 手動で設定した dhcpd および tftpd
    • dnsmasq
    • Cobbler サーバー
  • Cobbler が設定した PXELINUX など、または手動で設定した PXE 起動イメージ。

手順

  1. PXE ブートイメージおよび設定を /var/lib/tftpboot フォルダーに置きます。
  2. フォルダーのパーミッションを設定する:

    # chmod -R a+r /var/lib/tftpboot
  3. フォルダーの所有権を設定する:

    # chown -R nobody: /var/lib/tftpboot
  4. SELinux コンテキストを更新します。

    # chcon -R --reference /usr/sbin/dnsmasq /var/lib/tftpboot
    # chcon -R --reference /usr/libexec/libvirt_leaseshelper /var/lib/tftpboot
  5. 仮想ネットワークをシャットダウンします。

    # virsh net-destroy default
  6. デフォルトエディターで仮想ネットワーク設定ファイルを開きます。

    # virsh net-edit default
  7. <ip> 要素を編集して、適切なアドレス、ネットワークマスク、DHCP アドレス範囲、および起動ファイルを追加します。example-pxelinux は、ブートイメージファイルの名前になります。

    <ip address='192.0.2.1' netmask='255.255.255.0'>
       <tftp root='/var/lib/tftpboot'/>
       <dhcp>
          <range start='192.0.2.2' end='192.0.2.254' />
          <bootp file='example-pxelinux'/>
       </dhcp>
    </ip>
  8. 仮想ネットワークを起動します。

    # virsh net-start default

検証

  • default 仮想ネットワークが有効であることを確認します。

    # virsh net-list
    Name             State    Autostart   Persistent
    ---------------------------------------------------
    default          active   no          no
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