11.2.2. 仮想マシンテンプレートの手動による作成


既存の仮想マシン (VM) からテンプレートを作成するには、ゲスト仮想マシンから特定の設定を手動で削除して、クローン作成の準備をすることができます。

前提条件

  • ソースの仮想マシンのディスクイメージの場所を把握しており、仮想マシンのディスクイメージファイルの所有者であることを確認します。

    libvirt のシステム接続 で作成された仮想マシンのディスクイメージは、デフォルトでは /var/lib/libvirt/images ディレクトリーにあり、root ユーザーが所有していることに注意してください。

    # ls -la /var/lib/libvirt/images
    -rw-------.  1 root root  9665380352 Jul 23 14:50 a-really-important-vm.qcow2
    -rw-------.  1 root root  8591507456 Jul 26  2017 an-actual-vm-that-i-use.qcow2
    -rw-------.  1 root root  8591507456 Jul 26  2017 totally-not-a-fake-vm.qcow2
    -rw-------.  1 root root 10739318784 Sep 20 17:57 another-vm-example.qcow2
  • 仮想マシンがシャットダウンしていることを確認します。
  • オプション: 仮想マシンのディスク上の重要なデータがすべてバックアップされている。ソース仮想マシンをそのまま保持する場合は、クローンを作成 してから、そのクローンを編集してテンプレートを作成します。

手順

  1. クローンを作成するように仮想マシンを設定します。

    1. クローンに必要なソフトウェアをインストールします。
    2. オペレーティングシステムに一意でない設定を設定します。
    3. 固有でないアプリケーション設定を設定します。
  2. ネットワーク設定を削除します。

    1. 以下のコマンドを使用して、永続的な udev ルールを削除します。

      # rm -f /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules
      注記

      udev ルールを削除しないと、最初の NIC の名前が eth0 ではなく eth1 になる場合があります。

    2. /etc/NetworkManager/system-connections/ ディレクトリーの NMConnection ファイルから一意の情報を削除します。

      1. MAC アドレス、IP アドレス、DNS、ゲートウェイ、その他固有の情報や不要な設定をすべて削除します。

        *ID=ExampleNetwork
        BOOTPROTO="dhcp"
        HWADDR="AA:BB:CC:DD:EE:FF"                  <- REMOVE
        NM_CONTROLLED="yes"
        ONBOOT="yes"
        TYPE="Ethernet"
        UUID="954bd22c-f96c-4b59-9445-b39dd86ac8ab" <- REMOVE
      2. /etc/hosts ファイルと /etc/resolv.conf ファイルから、類似の固有情報や不要な設定を削除してください。
  3. 登録の詳細を削除します。

    • Red Hat ネットワーク (RHN) に登録されている仮想マシンの場合:

      # rm /etc/sysconfig/rhn/systemid
    • Red Hat Subscription Manager (RHSM) に登録されている仮想マシンの場合:

      • 元の仮想マシンを使用しない場合は、次のコマンドを実行します。

        # subscription-manager unsubscribe --all # subscription-manager unregister # subscription-manager clean
      • 元の仮想マシンを使用する場合は、以下を行います。

        # subscription-manager clean

        元の RHSM プロファイルは、ID コードとともにポータルに残ります。仮想マシンのクローン作成後に RHSM 登録を再アクティブ化するには、次のコマンドを使用します。

        # subscription-manager register --consumerid=71rd64fx-6216-4409-bf3a-e4b7c7bd8ac9
  4. その他の固有の詳細を削除します。

    1. SSH 公開鍵と秘密鍵のペアを削除します。

      # rm -rf /etc/ssh/ssh_host_example
    2. LVM デバイスの設定を削除します。

      # rm /etc/lvm/devices/system.devices
    3. 複数のマシンで実行している場合に、競合する可能性があるその他のアプリケーション固有の識別子や設定を削除します。
  5. gnome-initial-setup-done ファイルを削除し、次回のシステムの起動時に設定ウィザードを実行するように仮想マシンを設定します。

    # rm ~/.config/gnome-initial-setup-done

    次回の起動時に実行されるウィザードは、仮想マシンから削除された設定に依存することに注意してください。さらに、クローンの最初の起動時にホスト名を変更して、重複の問題を回避してください。

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