12.5. Web コンソールを使用した仮想マシンのライブ移行


ダウンタイムや中断なしに実行中の仮想マシン (VM) を別のホストに再配置するには、Web コンソールを使用します。これはライブマイグレーションとも呼ばれます。

前提条件

  • RHEL 10 Web コンソールがインストールされている。

    手順は、Web コンソールのインストールおよび有効化 を参照してください。

  • Web コンソールの VM プラグインが システムにインストールされている
  • ハイパーバイザー: 移行元ホストと移行先ホストの両方が KVM ハイパーバイザーを使用します。
  • ホスト: 移行元ホストと移行先ホストが実行中です。
  • 開いているポート: 移行先ホストで次のポートが開いていることを確認します。

    • ポート 22 は、SSH を使用して移行先ホストに接続するために必要です。
    • ポート 16514 は、TLS を使用して移行先ホストに接続するために必要です。
    • ポート 16509 は、TCP を使用して移行先ホストに接続するために必要です。
    • ポート 49152 - 49215 は、QEMU がメモリーおよびディスク移行データを転送するために必要です。
  • CPU: 仮想マシンは、移行先ホストの CPU 機能と互換性がある必要があります。これを確認するには、仮想マシンの移行におけるホスト CPU の互換性の確認 を参照してください。
  • ストレージ: 移行対象の仮想マシンのディスクイメージは、移行元ホストと移行先ホストの両方からアクセス可能です。オフラインマイグレーションの場合は任意ですが、実行中の仮想マシンの移行に必要になります。両方のホストのストレージアクセスを確保するには、次のいずれかに該当している必要があります。

  • ネットワーク帯域幅: 実行中の仮想マシンを移行する場合、ネットワーク帯域幅は仮想マシンがダーティーメモリーページを生成する速度を超える必要があります。

    ライブマイグレーションを開始する前に仮想マシンのダーティーページ生成速度を取得するには、コマンドラインで次の手順を実行します。

    1. 短期間、仮想マシンのダーティーページ生成速度を監視します。

      # virsh domdirtyrate-calc vm-name 30
    2. 監視が終了したら、結果を取得します。

      # virsh domstats vm-name --dirtyrate
      Domain: 'vm-name'
        dirtyrate.calc_status=2
        dirtyrate.calc_start_time=200942
        dirtyrate.calc_period=30
        dirtyrate.megabytes_per_second=2

      この例では、仮想マシンが 1 秒あたり 2MB のダーティーメモリーページを生成しています。帯域幅が 2 MB/s 以下のネットワーク上でこのような VM をライブマイグレーションしようとすると、VM を一時停止するかワークロードを下げない限り、ライブマイグレーションの処理が進まなくなります。

      ライブマイグレーションが正常に完了するように、仮想マシンのダーティーページの生成速度を大幅に上回るネットワーク帯域幅が必要です。

      注記

      calc_period オプションの値は、ワークロードとダーティーページ速度により異なる場合があります。いくつかの calc_period 値を試して、環境のダーティーページ速度に合わせた最適な期間を決定できます。

  • ブリッジタップネットワークの詳細: パブリックブリッジタップネットワーク内の既存の仮想マシンを移行する場合、移行元ホストと移行先ホストは同じネットワーク上に配置されている必要があります。そうしないと、移行後に仮想マシンネットワークが機能しなくなります。

手順

  1. Web コンソールの仮想マシンインターフェイスで、移行する仮想マシンのメニューボタン をクリックします。

    ドロップダウンメニューが開き、さまざまな仮想マシン操作を行うためのコントロールが表示されます。

  2. Migrate をクリックします。

    仮想マシンを別のホストに移行する ダイアログが開きます。

    仮想マシンを別のホストに移行ダイアログボックスにフィールドを追加し、移行先ホストの URI を入力して、移行期間を設定します。
  3. 移行先ホストの URI を入力します。
  4. 移行の期間を設定します。

    • Permanent - 仮想マシンを永続的に移行する場合は、このチェックボックスを選択しないでください。永続的な移行では、移行元ホストから仮想マシンの設定が完全に削除されます。
    • Temporary - 一時的な移行では、仮想マシンのコピーを移行先ホストに移行します。このコピーは、仮想マシンのシャットダウン時に移行先ホストから削除されます。元の仮想マシンは、移行元ホストに残ります。
  5. Migrate をクリックします。

    仮想マシンが移行先ホストに移行されます。

検証

仮想マシンの移行に成功し、正常に機能しているかどうかを確認するには、次のコマンドを実行します。

  • 宛先ホストで使用可能な仮想マシンのリストに、対象の仮想マシンが表示されているかどうかを確認してください。
  • 移行した仮想マシンを起動し、起動するかどうかを確認します。
Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

Red Hat ドキュメントについて

Legal Notice

Theme

© 2026 Red Hat
トップに戻る