1.15.2. Samba でのプリントサーバーのサポートの有効化


デフォルトでは、プリントサーバーサポートは Samba で有効になっていません。Samba をプリントサーバーとして使用するには、Samba を適切に設定する必要があります。

注記

印刷ジョブとプリンター操作には、リモートプロシージャコール (RPC) が必要です。デフォルトでは、Samba は RPC を管理するためにオンデマンドで rpcd_spoolss サービスを開始します。最初の RPC 呼び出し中、または Common UNIX Printing System (CUPS) でプリンターリストを更新するときに、Samba はプリンター情報を取得します。これには、プリンターごとに約 1 秒かかる場合があります。そのため、プリンターが 50 台を超える場合は、rpcd_spoolss 設定を調整してください。

前提条件

  • プリンターが CUPS サーバーで設定されている。

    CUPS でプリンターを設定する方法は、プリントサーバーの CUPS Web コンソール (https://print_server_host_name:631/help) で提供されているドキュメントを参照してください。

手順

  1. /etc/samba/smb.conf ファイルを編集します。

    1. Samba で印刷バックエンドを有効にするには、[printers] セクションを追加します。

      [printers]
              comment = All Printers
              path = /var/tmp/
              printable = yes
              create mask = 0600
      重要

      [printers] 共有名はハードコーディングされており、変更はできません。

    2. CUPS サーバーが別のホストまたはポートで実行されている場合は、[printers] セクションで設定を指定します。

      cups server = printserver.example.com:631
    3. 多数のプリンターがある場合は、待機秒数を CUPS に接続されているプリンターの数よりも大きい数に設定します。たとえば、100 台のプリンターがある場合は、[global] セクションに次のように設定します。

      rpcd_spoolss:idle_seconds = 200

      この設定が環境内でスケーリングされない場合は、[global] セクションで rpcd_spoolss ワーカーの数も増やします。

      rpcd_spoolss:num_workers = 10

      デフォルトでは、rpcd_spoolss は 5 つのワーカーを開始します。

  2. /etc/samba/smb.conf ファイルを検証します。

    # testparm
  3. firewall-cmd ユーティリティーを使用して必要なポートを開き、ファイアウォール設定を再読み込みします。

    # firewall-cmd --permanent --add-service=samba
    # firewall-cmd --reload
  4. smb サービスを再起動します。

    # systemctl restart smb

    サービスを再起動すると、Samba は CUPS バックエンドに設定したすべてのプリンターを自動的に共有します。特定のプリンターのみを手動で共有する場合:

検証

  • 印刷ジョブを送信します。たとえば、PDF ファイルを印刷するには、次のように入力します。

    # smbclient -Uuser //sambaserver.example.com/printer_name -c "print example.pdf"
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