2.5. NFS サーバーに必要なサービス


Red Hat Enterprise Linux (RHEL) は、NFS ファイル共有を提供するために、カーネルモジュールとユーザー空間プロセスの組み合わせて使用します。NFS サーバーが使用する主なサービスには、NFS ファイル共有へのアクセスを提供するカーネルモジュールとユーザー空間プロセスが含まれます。

以下の表には、それぞれの機能と設定の詳細が記載されています。

Expand
表2.1 NFS サーバーに必要なサービス
サービス名NFS バージョン説明

rpcbind

3

このプロセスは、ローカルのリモートプロシージャーコール (RPC) サービスからポート予約を受け付け、それを使用可能にするかアドバタイズします。これにより、対応するリモート RPC サービスによるアクセスが可能になります。rpcbind サービスは、要求に応答し、指定された RPC サービスへの接続を設定します。

rpc.mountd

3、4

このサービスは NFSv3 クライアントからの MOUNT 要求を処理します。NFSv4 サーバーはこのサービスの内部機能を使用します。

要求された NFS 共有が NFS サーバーによって現在エクスポートされていること、およびクライアントにアクセス権限があることを確認します。

rpc.nfsd

3、4

このプロセスは、サーバーが定義する明示的な NFS バージョンとプロトコルをアドバタイズします。これはカーネルと連携して、NFS クライアントの動的な要求に対応します。たとえば、NFS クライアントが接続するたびにサーバースレッドを提供します。

nfs-server サービスがこのプロセスを起動します。

rpc.rquotad

3、4

このサービスは、リモートユーザーのユーザークォータ情報を提供します。

rpc.idmapd

4

このプロセスは、NFSv4 クライアントおよびサーバーのアップコールを提供し、NFSv4 名 (`user@domain` 形式の文字列) とローカルユーザーおよびグループ ID 間のマッピングを行います。

gssproxy

3、4

このサービスは、rpc.nfsd に代わって krb5 認証を処理します。

nfsdcld

4

このサービスは、サーバーがロックの回収を許可しないようにする NFSv4 クライアント追跡デーモンを提供します。これは、ネットワーク分断とサーバーの再起動が同時に発生した際に、他のクライアントが競合するロックを取得した場合に回収エラーが発生することを防ぎます。

rpc.statd

3

このサービスは、ローカルホストが再起動した際に他の NFSv3 クライアントに通知し、リモート NFSv3 ホストが再起動した際にはカーネルに通知します。

Expand
表2.2 NFS サーバーに必要なモジュール
モジュール名NFS バージョン説明

nfsd

3、4

共有 NFS ファイルシステムに対する要求を処理する NFS カーネルモジュール。

lockd

3

このカーネルモジュールは、Network Lock Manager (NLM) プロトコルを実装します。これにより、クライアントがサーバー上のファイルをロックできるようになります。RHEL は、NFS サーバーの実行時にこのモジュールを自動的にロードします。

詳細は、システム内の次の man ページを参照してください。

  • rpcbind(8)
  • rpc.mountd(8)
  • rpc.nfsd(8)
  • rpc.statd(8)
  • rpc.rquotad(8)
  • rpc.idmapd(8)
  • gssproxy(8)
  • nfsdcld(8)
Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

Red Hat ドキュメントについて

Legal Notice

Theme

© 2026 Red Hat
トップに戻る