1.4.2. * デフォルトドメイン
デフォルトの Samba ID マッピングドメインを設定すると、ローカルユーザー、グループ、および組み込みのアカウントに、適切な ID を確実に割り当てることができます。ドメイン環境におけるシステムセキュリティー、スケーラビリティー、コンプライアンスを維持するために、適切なバックエンドを選択して管理してください。
ドメイン環境では、以下の各 ID マッピング設定を追加します。
- Samba サーバーがメンバーとなっているドメイン
- Samba サーバーにアクセスできる信頼された各ドメイン
ただし、Samba が、その他のすべてのオブジェクトに、デフォルトドメインから ID を割り当てます。これには以下が含まれます。
- ローカルの Samba ユーザーおよびグループ
-
Samba の組み込みアカウントおよびグループ (
BUILTIN\Administratorsなど)
Samba が正常に機能できるようにするには、説明に従ってデフォルトのドメインを設定する必要があります。
割り当てられた ID を永続的に格納するには、デフォルトのドメインバックエンドを書き込み可能にする必要があります。
デフォルトドメインには、以下のいずれかのバックエンドを使用できます。
tdbデフォルトドメインで
tdbバックエンドを使用するように設定する場合は、将来のオブジェクトを含めるために十分な ID 範囲を設定します。これらのオブジェクトは、定義済みのドメイン ID マッピング設定に含まれていてはなりません。たとえば、
/etc/samba/smb.confファイルの[global]セクションで以下を設定します。idmap config * : backend = tdb idmap config * : range = 10000-999999autoridautoridバックエンドを使用するように、デフォルトのドメインを設定する場合、ドメイン用の ID マッピング設定を追加するかどうかは任意になります。注記範囲は
rangesizeの倍数とし、その値の 2 倍以上でなければなりません。そうすることで、必須のBUILTINドメインに必要な ID 範囲が確保されます。デフォルトのrangesizeは 100000 であるため、範囲は 200000 以上でなければなりません(例: range = 100000 - 299999)。たとえば、
/etc/samba/smb.confファイルの[global]セクションで以下を設定します。idmap config * : backend = autorid idmap config * : range = 10000-999999