1.4. Samba ID マッピングの理解および設定
Windows ドメインは、ユーザーおよびグループを一意のセキュリティー識別子 (SID) で区別します。しかし、Linux では、各ユーザーとグループに対して、一意のユーザー識別子 (UID) とグループ識別子 (GID) が必要です。Samba をドメインメンバーとして実行する場合、winbindd サービスはドメインユーザーとグループに関する情報をオペレーティングシステムに提供します。
winbindd サービスが Linux に対してユーザーとグループに一意の ID を提供できるようにするには、/etc/samba/smb.conf で ID マッピングを以下のように設定します。
- ローカルデータベース (デフォルトドメイン)
- Samba サーバーがメンバーになっている Active Directory (AD) または NT4 ドメイン
- ユーザーがこの Samba サーバーのリソースにアクセスする必要のある信頼ドメイン
Samba は、特定の設定に対して異なる ID マッピングバックエンドを提供します。最も頻繁に使用されるバックエンドは、以下の通りです。
- 頻繁に使用されるバックエンド
| バックエンド | ユースケース |
|---|---|
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| AD ドメインのみ |
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| AD ドメインおよび NT4 ドメイン |
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AD、NT4、および |
1.4.1. Samba ID 範囲の計画 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
各ドメイン設定には、他のドメインと重複しない一意の ID 範囲が必要です。これは、Linux ユーザー識別子 (UID) とグループ識別子 (GID) を Active Directory (AD) に保存する場合でも、Samba を使用して生成する場合でも同様に適用されます。
重複する ID 範囲を設定すると、Samba が正常に機能しなくなります。
例1.1 一意の ID 範囲
以下は、デフォルト (*)、AD-DOM、および TRUST-DOM のドメインの非オーバーランディングの ID マッピング範囲を示しています。
[global]
...
idmap config * : backend = tdb
idmap config * : range = 10000-999999
idmap config AD-DOM:backend = rid
idmap config AD-DOM:range = 2000000-2999999
idmap config TRUST-DOM:backend = rid
idmap config TRUST-DOM:range = 4000000-4999999
1 つのドメインに割り当てられるのは 1 つの範囲だけです。したがって、ドメイン範囲間で十分な容量を残しておきます。これにより、ドメインが拡大した場合に、後で範囲を拡張できます。
後でドメインに別の範囲を割り当てると、所有権は失われます。これは、これらのユーザーおよびグループによって以前に作成されたファイルとディレクトリーに影響します。