1.4.6. autorid ID マッピングバックエンドの使用
autorid ID マッピングバックエンドを使用するように Samba ドメインメンバーを設定できます。autorid バックエンドは rid ID マッピングバックエンドと同様に動作しますが、異なるドメインに対して自動的に ID を割り当てます。
autorid ID マッピングバックエンドは、以下のデプロイメントシナリオをサポートしています。
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*デフォルトドメインのみ -
*デフォルトドメインと追加のドメインでは、追加のドメインごとに ID マッピング設定を作成する必要はありません。 - 特定のドメインのみ
デフォルトドメインに autorid を使用する場合は、ドメイン用の ID マッピング設定を追加するかどうかは任意です。
このセクションの一部は、Samba Wiki に公開されているドキュメント idmap config autorid に掲載されています。ライセンスは、CC BY 4.0 にあります。著者および貢献者は、Wiki ページの history タブを参照してください。
autorid バックエンドを使用した利点
- 計算されたユーザー識別子 (UID) とグループ識別子 (GID) が設定された範囲内にあるすべてのドメインユーザーとグループを使用できます。該当するものは、ドメインメンバー上で自動的に使用可能になります。
- ID、ホームディレクトリー、およびログインシェルを手動で割り当てる必要はありません。
- マルチドメイン環境において、複数のオブジェクトが同じ相対識別子 (RID) を持つ場合も、重複する ID は発生しません。
短所
- Samba ドメインメンバー間では、ユーザー ID とグループ ID は同じではありません。
- すべてのドメインユーザーは、割り当てられた同じログインシェルとホームディレクトリーを取得します。ただし、変数を使用できます。
- ドメインメンバーで個々のユーザーまたはグループを除外して、利用できないようにすることはできません。計算された UID または GID が、設定された範囲外にあるユーザーとグループのみが除外されます。
前提条件
- Samba をインストールしている。
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ID マッピングを除く Samba 設定が
/etc/samba/smb.confファイルにある。
手順
/etc/samba/smb.confファイルの[global]セクションを編集します。*デフォルトドメインのautoridID マッピングバックエンドを有効にします。idmap config * : backend = autorid既存および将来の全オブジェクトに ID を割り当てられる大きさの範囲を設定します。以下に例を示します。
idmap config * : range = 10000-999999Samba は、このドメインで計算した ID が範囲内にないユーザーおよびグループを無視します。
警告範囲を設定し、Samba がそれを使用して開始してからは、範囲の上限を小さくすることはできません。範囲にその他の変更を加えると、新しい ID 割り当てが発生し、ファイルの所有権が失われる可能性があります。
オプション: 範囲のサイズを設定します。以下に例を示します。
idmap config * : rangesize = 200000Samba は、
idmap config * : rangeパラメーターに設定されている範囲からすべての ID を取得するまで、各ドメインのオブジェクトにこの数の連続 ID を割り当てます。注記rangesize を設定する場合は、適宜範囲を調整する必要があります。この範囲は rangesize の倍数である必要があります。
すべてのマッピングユーザーに割り当てられるシェルおよびホームディレクトリーのパスを設定します。以下に例を示します。
template shell = /bin/bash template homedir = /home/%Uオプション: ドメイン用の ID マッピング設定を追加します。個別のドメインの設定が利用できない場合、Samba は以前に設定した
*デフォルトドメインのautoridバックエンド設定を使用して ID を計算します。重要この範囲は、このサーバーの他のドメイン設定と重複させることはできません。また、この範囲には、今後割り当てられる ID がすべて収まる大きさを設定する必要があります。詳細は、Samba ID 範囲の計画 を参照してください。
/etc/samba/smb.confファイルを検証します。# testparmSamba 設定を再読み込みします。
# smbcontrol all reload-config詳細は以下を参照してください。
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システムの
idmap_autorid(8)man ページのTHE MAPPING FORMULASセクション -
システムの
idmap_autorid(8)man ページのrangesizeパラメーターの説明 -
システムの
smb.conf(5)man ページのVARIABLE SUBSTITUTIONSセクション
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システムの