5.6. CPU 周波数スケーリングの最適化


RHEL はデフォルトで、低負荷時に消費電力を節約し発熱を抑えるために CPU 周波数スケーリングを使用します。パフォーマンスを優先するには、CPU のクロック速度を最大に設定してください。これにより、LVM-VDO は重複排除と圧縮をより高速かつ効率的に実行できるようになります。

CPU をより高い周波数で動作させることで、リソースを大量に消費する処理をより速く完了させることができます。これにより、システム全体の処理能力とストレージ最適化の結果を向上させることができます。

警告

高パフォーマンス向けに CPU 周波数スケーリングをチューニングすると、消費電力と発熱が増加する可能性があります。システムの冷却が不十分な場合、これにより過熱が引き起こされてサーマルスロットルが発生し、パフォーマンスの向上が制限される可能性があります。

手順

  1. 利用可能な CPU ガバナーを表示します。

    $ cpupower frequency-info -g
  2. パフォーマンスを優先するようにスケーリングガバナーを変更します。

    # cpupower frequency-set -g performance

    この設定は再起動するまで維持されます。

  3. オプション: スケーリングガバナーの変更を再起動後も永続的に保持するには、カスタム systemd サービスを作成します。

    1. 次の内容で新しい /etc/systemd/system/cpufreq.service ファイルを作成します。

      [Unit]
      Description=Set CPU scaling governor to performance
      
      [Service]
      ExecStart=/usr/bin/cpupower frequency-set -g performance
      
      [Install]
      WantedBy=multi-user.target
    2. ファイルを保存して終了します。
    3. サービスファイルをリロードします。

      # systemctl daemon-reload
    4. 新しいサービスを有効にします。

      # systemctl enable cpufreq.service

検証

  • 現在使用されている CPU 周波数ポリシーを表示します。

    $ cpupower frequency-info -p
  • オプション: スケーリングガバナーの変更を永続化した場合は、cpufreq.service が有効になっているか確認します。

    # systemctl is-enabled cpufreq.service
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