20.4. IdM に登録されていないシステムへのレプリカのインストールを認可する


ドメインにまだ登録されていないシステムへの Identity Management (IdM) レプリカのインストールを認可します。ホストを事前に設定し、システムをレプリカとしてレルムに参加させるために必要な認証情報を提供することができます。

インストールを認可するには、方法 1 または 方法 2 を選択してください。

方法 1 では、職務の分離やプロセスの自動化に利用できる 2 段階の認可を使用します。上位のシステム管理者が外部システムを IdM ホストとして追加し、ランダムなワンタイムパスワード (OTP) を生成します。その後、下位の管理者や自動化スクリプトが、OTP を使用してレプリカを登録します。

方法 2 では、インストール中に直接認可を行います。管理者特権を持つ IdM ユーザーの認証情報を提供することで、レプリカの登録を認可します。

注記

IdM レプリカをインストールすると、提供された Kerberos プリンシパルに必要な特権があるかどうかがシステムによって確認されます。これには、ユーザー ID のオーバーライドのチェックも含まれます。その結果、IdM 管理者として機能するように設定された AD 管理者の認証情報を使用してレプリカをデプロイできるようになります。

手順

  • 方法 1: IdM サーバーで生成されたランダムなパスワードを使用する

    1. ドメイン内の任意のサーバーに管理者としてログインします。

      $ kinit admin
    2. 外部システムを IdM ホストとして追加します。ipa host-add コマンドで --random オプションを使用して、後続のレプリカのインストールで使用するランダムなワンタイムパスワードを生成します。

      $ ipa host-add replica.example.com --random
      --------------------------------------------------
      Added host "replica.example.com"
      --------------------------------------------------
        Host name: replica.example.com
        Random password: W5YpARl=7M.n
        Password: True
        Keytab: False
        Managed by: server.example.com

      生成されたパスワードは、IdM ドメインへのマシン登録に使用した後は無効になります。登録の完了後、このパスワードは適切なホストキータブに置き換えられます。

    3. システムを ipaservers ホストグループに追加します。

      $ ipa hostgroup-add-member ipaservers --hosts replica.example.com
        Host-group: ipaservers
        Description: IPA server hosts
        Member hosts: server.example.com, replica.example.com
      -------------------------
      Number of members added 1
      -------------------------
    注記

    ipaservers グループに参加させると、管理者権限と同様の昇格された特権がマシンに付与されます。そのため、下位のシステム管理者は、生成されたランダムなパスワードを入力することで、ホスト上で ipa-replica-install ユーティリティーを正常に実行できます。

  • 方法 2: 特権ユーザーの認証情報を使用する

    デフォルトの特権ユーザーは admin です。IdM レプリカインストールユーティリティーを実行する前に、アクションは必要ありません。インストール時に、ipa-replica-install コマンドにプリンシパル名とパスワードオプション (--principal admin --admin-password password) を直接追加します。

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