4.6.4. GPO アクセス制御モードの変更


Group Policy Object (GPO) のアクセス制御モードを調整することで、トラブルシューティングやポリシーのテストが容易になります。SSSD を permissive モードに切り替えると、ログインがブロックされることなくアクセス拒否がログに記録されます。そのため、管理者はルールを適用する前にそのルールを検証できます。

この例では、テスト目的で GPO の動作モードを enforcing (デフォルト) から permissive に変更します。

重要

以下のエラーが表示された場合には、GPO ベースのアクセス制御により Active Directory ユーザーはログインできません。

  • /var/log/secure:

    Oct 31 03:00:13 client1 sshd[124914]: pam_sss(sshd:account): Access denied for user aduser1: 6 (Permission denied)
    Oct 31 03:00:13 client1 sshd[124914]: Failed password for aduser1 from 127.0.0.1 port 60509 ssh2
    Oct 31 03:00:13 client1 sshd[124914]: fatal: Access denied for user aduser1 by PAM account configuration [preauth]
  • /var/log/sssd/sssd__example.com_.log:

    (Sat Oct 31 03:00:13 2020) [sssd[be[example.com]]] [ad_gpo_perform_hbac_processing] (0x0040): GPO access check failed: [1432158236](Host Access Denied)
    (Sat Oct 31 03:00:13 2020) [sssd[be[example.com]]] [ad_gpo_cse_done] (0x0040): HBAC processing failed: [1432158236](Host Access Denied}
    (Sat Oct 31 03:00:13 2020) [sssd[be[example.com]]] [ad_gpo_access_done] (0x0040): GPO-based access control failed.

これが望ましくない動作である場合は、AD で正しい GPO 設定をトラブルシューティングする際に、この手順で説明されているように、ad_gpo_access_control を一時的に permissive に設定できます。

前提条件

  • SSSD を使用して RHEL ホストを AD 環境に追加している。
  • /etc/sssd/sssd.conf 設定ファイルの編集には、root 権限が必要になります。

手順

  1. SSSD サービスを停止します。

    [root@server ~]# systemctl stop sssd
  2. テキストエディターで /etc/sssd/sssd.conf ファイルを開きます。
  3. AD ドメインの domain セクションで、ad_gpo_access_controlpermissive に設定します。

    [domain/example.com]
    ad_gpo_access_control=permissive
    ...
  4. /etc/sssd/sssd.conf ファイルを保存します。
  5. SSSD サービスを再起動して、設定の変更を読み込みます。

    [root@server ~]# systemctl restart sssd
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