10.2. ストレージデバイスの設定
RHEL はさまざまなストレージデバイスにインストールできます。Installation Destination ウィンドウで、ローカルでアクセス可能な基本的なストレージデバイスを設定できます。ディスクやソリッドステートドライブなどのローカルシステムに直接接続する基本的なストレージデバイスは、その画面の Local Standard Disks セクションに表示されます。64 ビット IBM Z システムでは、このセクションにはアクティブ化された Direct Access Storage Devices (DASD) が表示されます。
10.2.1. インストール先の設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Installation Destination ウィンドウで、ディスクの選択、パーティションオプション、暗号化設定など、RHEL インストール用のストレージデバイスを選択して設定できます。これにより、オペレーティングシステムのインストール先と、ターゲットシステムでのストレージの管理方法を決定します。
前提条件
- Installation Summary ウィンドウが開いている。
- データが含まれているディスクを使用する予定の場合は、データをバックアップする。パーティションの操作は常にリスクが伴います。たとえば、何らかの理由でプロセスが中断または失敗した場合は、ディスクのデータが失われる可能性があります。
手順
Installation Summary ウィンドウで、Installation Destination をクリックします。表示される Installation Destination ウィンドウで次の操作を実行します。
Local Standard Disks セクションから、必要なストレージデバイスを選択します。選択したストレージデバイスには白いチェックマークが表示されます。白いチェックマークが付いていないディスクはインストール時には使用されません。自動パーティショニングを選択した場合は無視され、手動パーティショニングでは使用できません。
Local Standard Disks には、ローカルで使用可能なすべてのストレージデバイスが表示されます。たとえば、SATA、NVMe™、SCSI ディスクや、USB フラッシュおよび外部ディスクなどです。インストールプログラムの起動後に接続されたストレージデバイスは、以下のステップ 2 を実行しない限り検出されません。リムーバブルドライブを使用して RHEL をインストールした場合、デバイスを取り外すとシステムを使用できなくなります。
オプション: インストールプログラムの起動後に接続された追加のローカルストレージデバイスを設定する場合は、ウィンドウの右下にある Refresh リンクをクリックします。Rescan Disks ダイアログボックスが開きます。
をクリックし、スキャン処理が完了するまで待ちます。
インストール時に行ったストレージへの変更は、Rescan Disks をクリックするとすべて失われます。
- をクリックして、Installation Destination 画面に戻ります。検出したディスク (新しいディスクを含む) はすべて、Local Standard Disks セクションに表示されます。
オプション: 専用のストレージデバイスを追加するには、 をクリックします。
Storage Device Selection ウィンドウが開き、インストールプログラムがアクセスできるすべてのストレージデバイスがリスト表示されます。
オプション: 自動パーティション設定を行う場合は、Storage Configuration で Automatic ラジオボタンを選択します。
パーティション設定はカスタマイズできます。詳細は、手動パーティションの設定 を参照してください。
- オプション: 既存のパーティションレイアウトの領域を回収する場合は、Free up space by removing or shrinking existing partitions を選択します。たとえば、使用するディスクに別のオペレーティングシステムが含まれており、このシステムのパーティションを小さくして、Red Hat Enterprise Linux 用の領域を広くする場合などです。
オプション: システムの起動に必要なパーティション (
/bootなど) を除くすべてのパーティションを、Linux Unified Key Setup (LUKS) を使用して暗号化するには、Encrypt my data を選択します。ディスクを暗号化すると、セキュリティーがさらに強化されます。をクリックします。Disk Encryption Passphrase ダイアログボックスが開きます。
- Passphrase フィールドと Confirm フィールドにパスフレーズを入力します。
をクリックして、ディスクの暗号化を完了します。
警告LUKS パスフレーズが分からなくなると、暗号化されたパーティションと、その上にあるデータには完全にアクセスできなくなります。分からなくなったパスフレーズを復元する方法はありません。ただし、キックスタートインストールを実行した場合は、インストール中に暗号パスフレーズを保存し、バックアップ用に暗号化パスフレーズを作成できます。
必要に応じて、画面左下の 完全なディスク要約とブートローダー をクリックして、ブートローダーを追加するストレージデバイスを選択します。詳細は、ブートローダーの設定 を参照してください。
大概は、ブートローダーをデフォルトの場所に置いておくだけで十分です。たとえば、他のブートローダーからのチェーンロードを必要とするシステムなど、一部の設定ではブートドライブを手動で指定する必要があります。
- をクリックします。
オプション: 自動パーティション設定 と Free up space by removing or shrinking existing partitions オプションを選択した場合、または選択したディスクに Red Hat Enterprise Linux をインストールするための十分な空き領域がない場合は、Reclaim Disk Space ダイアログボックスが表示されます。そこには、設定されているすべてのディスクデバイスとそれらのデバイス上のすべてのパーティションがリスト表示されます。このダイアログボックスには、現在選択中のパッケージセットを使用したインストールを行う際にシステムに必要となる最小ディスク領域と、解放した領域の容量に関する情報が表示されます。解放プロセスを開始するには、以下を実行します。
- 表示された、利用可能なストレージデバイスのリストを確認します。再利用可能な領域 列には、各エントリーから再利用できる領域のサイズが表示されます。
- 領域を解放するディスクまたはパーティションを選択します。
- 既存のデータを保持しながらパーティション上の空き領域を使用するには、 ボタンを使用します。
- そのパーティション、または選択したディスク上の既存のデータを含むすべてのパーティションを削除するには、 ボタンを使用します。
- 既存のデータを含むすべてのディスク上のすべての既存のパーティションを削除し、この領域を Red Hat Enterprise Linux のインストールに使用できるようにするには、 ボタンを使用します。
をクリックして変更を適用し、グラフィカルインストールに戻ります。
Installation Summary ウィンドウで をクリックするまで、ディスクの変更は行われません。Reclaim Space ダイアログでは、サイズ変更または削除する対象としてパーティションがマークされるだけです。アクションは実行されません。