25.2. IMA 署名ベースの評価によるカーネルの実行時整合性監視の有効化


許可されたパッケージファイルだけが実行されるように、サンプルポリシーを指定して ima-setup コマンドを実行し、IMA の署名ベースの評価を有効にします。RHEL 9 以降、パッケージファイルはすべてファイルごとに署名されます。

手順

  1. ima-setup を実行して、IMA の署名ベースの評価を有効にします。

    # ima-setup --policy=/usr/share/ima/policies/01-appraise-executable-and-lib-signatures

    このコマンドの詳細は次のとおりです。

    • インストールされているすべてのパッケージのパッケージファイル署名を security.ima に保存します。
    • dracut の整合性モジュールを含めることで、IMA のコード署名鍵をカーネルに読み込みます。
    • ポリシーを /etc/ima/ima-policy にコピーして、systemd が起動時にそのポリシーを読み込めるようにします。

検証

  • ip コマンドを正常に実行できます。
  • ip/tmp にコピーされると、デフォルトで security.ima が失われ、ip コマンドは実行されません。

    # cp /usr/sbin/ip /tmp
    # /tmp/ip
    bash: /tmp/ip: Permission denied
    # /tmp/ip doesn't have security.ima
    # getfattr -m security.ima -d /tmp/ip
    # whereas /usr/sbin/ip has
    # getfattr -m security.ima /usr/sbin/ip
    # file: usr/sbin/ip
    security.ima=0sAwIE0zIESQBnMGUCMQCLXZ7ukyDcguLgPYwzXU16dcVrmlHxOta7vm7EUfX07Nf0xnP1MyE//AZaqeNIKBoCMFHNDOuA4uNvS+8OOAy7YEn8oathfsF2wsDSZi+NAoumC6RFqIB912zkRKxraSX8sA==

サンプルポリシー 01-appraise-executable-and-lib-signatures が要件に合わない場合は、カスタムポリシーを作成して使用できます。

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