第12章 カーネルロギングの使用


ログファイルは、カーネル、サービス、システム上で実行されているアプリケーションなど、システムに関するメッセージを提供します。syslog サービスは、Red Hat Enterprise Linux でのロギング用にネイティブサポートを提供します。さまざまなユーティリティーがこのシステムを使用してイベントを記録し、ログファイルにまとめます。これらのファイルは、オペレーティングシステムを監査したり、問題をトラブルシューティングしたりするときに役立ちます。

12.1. カーネルリングバッファーとは

起動プロセス中、コンソールはシステム起動の初期段階に関する重要な情報を提供します。先に出力されたメッセージが失われないように、カーネルはリングバッファーを利用します。このバッファーは、カーネルコード内の printk() 関数により生成されるブートメッセージなど、すべてのメッセージを格納します。次に、カーネルリングバッファーからのメッセージは、syslog サービスなどの永続ストレージのログファイルに読み込まれ、保存されます。

リングバッファーは、固定サイズの循環データ構造で、カーネルにハードコーディングされています。ユーザーは、dmesg コマンドまたは /var/log/boot.log ファイル介して、カーネルリングバッファーに保存されているデータを表示できます。リングバッファーが満杯になると、新しいデータにより古いデータが上書きされます。

詳細は、システム上の syslog(2) および dmesg(1) man ページを参照してください。

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