10.2. カーネルパニックを制御するパラメーター
特定のカーネルパラメーターを設定することで、ソフトロックアップ時のシステム動作を制御できます。検出メカニズムの有効化、しきい値の調整、カーネルパニック発生の判定を行うことで、システムの安定性を管理できます。
softlockup_panicソフトロックアップが検出された際にカーネルパニックを発生させるかどうかを制御します。
表10.1 softlockup_panic の有効な値 タイプ 値 効果 整数
0
カーネルが、ソフトロックアップでパニックにならない
整数
1
カーネルが、ソフトロックアップでパニックになる
RHEL 10 では、この値はデフォルトで 0 です。
システムでパニックを発生させるには、その前にハードロックアップを検出する必要があります。検出は、
nmi_watchdogパラメーターで制御されます。nmi_watchdogロックアップ検出メカニズム (
watchdogs) がアクティブかどうかを制御します。このパラメーターは整数型です。表10.2 nmi_watchdog の有効な値 値 効果 0
ロックアップ検出を無効にする
1
ロックアップ検出を有効にする
ハードロックアップ検出は、各 CPU で割り込みに応答する機能を監視します。
watchdog_threshウォッチドッグの
hrtimer、NMI イベント、およびソフトロックアップまたはハードロックアップのしきい値を制御します。表10.3 watchdog_thresh のデフォルトしきい値とソフトロックアップしきい値の関係 デフォルトのしきい値 ソフトロックアップのしきい値 10 秒
2 *
watchdog_threshこのパラメーターをゼロに設定すると、ロックアップ検出を無効にします。