17.8. kdump 設定のテスト
kdump の設定後、手動でシステムクラッシュをテストし、kdump が定義されたターゲットに vmcore ファイルを生成することを確認します。起動直後のカーネルは vmcore ファイルをキャプチャーします。このファイルには、カーネルクラッシュのデバッグに不可欠な情報が含まれています。
アクティブな実稼働システムでは kdump をテストしないでください。kdump をテストするコマンドを実行すると、カーネルがクラッシュし、データが失われます。システムアーキテクチャーによっては、十分なメンテナンス時間を確保してください。kdump のテストでは、複数回の再起動が必要になる場合があり、起動に時間がかかることがあります。
kdump テスト中に vmcore ファイルが生成されない場合は、問題を特定して修正します。次に、テストを再度実行して、kdump 操作が正常に行われたことを確認します。
手動でシステムを変更した場合は、システム変更の最後に kdump 設定をテストする必要があります。たとえば、以下のような変更を行った後は、kdump が最適なパフォーマンスを発揮できるよう、必ず kdump の設定テストを実施してください。
- パッケージのアップグレード。
- ハードウェアレベルの変更 (ストレージやネットワークの変更など)。
- ファームウェアのアップグレード。
- サードパーティーのモジュールを含む新規のインストールおよびアプリケーションのアップグレード。
- ホットプラグメカニズムを使用した、このメカニズムをサポートするハードウェアへのメモリーの追加。
-
/etc/kdump.confファイルまたは/etc/sysconfig/kdumpファイルに対する変更。
前提条件
- システムの root 権限がある。
-
重要なデータがすべて保存されている。
kdumpをテストするコマンドにより、カーネルがクラッシュし、データが失われます。 - システムアーキテクチャーに応じて、十分なマシンメンテナンス時間が確保されている。
手順
kdumpサービスを有効にします。# kdumpctl restartkdumpctlを使用してkdumpサービスのステータスを確認します。# kdumpctl statuskdump:Kdump is operational必要に応じて
systemctlコマンドを使用すると、出力が systemd ジャーナルに記録されます。カーネルクラッシュを開始して、
kdumpの設定をテストします。sysrq-triggerキーの組み合わせによりカーネルがクラッシュし、必要に応じてシステムが再起動します。# echo c > /proc/sysrq-triggerカーネルの再起動時に、
/etc/kdump.confファイルで指定した場所にaddress-YYYY-MM-DD-HH:MM:SS/vmcoreファイルが作成されます。デフォルトは/var/crash/です。