6.4.8. LDAP から IdM への移行シーケンス


IdM への移行は、SSSD を IdM サーバーより先にデプロイするクライアントファーストアプローチ、または IdM サーバーとデータを先に移行するサーバーファーストアプローチのどちらかを使用して行うことができます。それぞれのアプローチで、クライアントの設定に及ぶ影響が異なります。

重要

クライアントファーストおよびサーバーファーストの両方の移行では、一般的な移行手順が提供されますが、すべての環境で機能するとは限りません。実際の LDAP 環境を移行する前に、テスト用の LDAP 環境を設定して移行プロセスの検証を行ってください。

クライアントファースト移行

SSSD は、Identity Management (IdM) サーバーが設定される際に、クライアント設定を変更するために使用されます。

  1. SSSD をディプロイします。
  2. クライアントが現在の LDAP サーバーに接続し IdM にフェイルオーバーするよう再設定を行います。
  3. IdM サーバーをインストールします。
  4. IdM ipa migrate-ds スクリプトを使用してユーザーデータを移行します。これによりデータが LDAP ディレクトリーからエクスポートされ、IdM スキーマ用にフォーマット化されて IdM にインポートされます。
  5. LDAP サーバーをオフラインにし、クライアントが IdM に透過的にフェイルオーバーできるようにします。
サーバーファースト移行

LDAP から IdM への移行が最初に行われます。

  1. IdM サーバーをインストールします。
  2. IdM ipa migrate-ds スクリプトを使用してユーザーデータを移行します。これによりデータが LDAP ディレクトリーからエクスポートされ、IdM スキーマ用にフォーマット化されて IdM にインポートされます。
  3. オプション: SSSD をデプロイします。
  4. クライアントが IdM に接続するよう再設定を行います。LDAP サーバーと単純に差し替えることはできません。IdM ディレクトリーツリー (およびユーザーエントリーの DN) は以前のディレクトリーツリーとは異なります。

    クライアントの再設定は必要ですが、直ちに再設定を行う必要はありません。更新したクライアントには IdM サーバーを参照させ、他のクライアントには古い LDAP ディレクトリーを参照させることで、データの移行後に十分なテストおよび移行フェーズを確保できます。

    注記

    LDAP ディレクトリーと IdM サーバーを長期に渡っては並行稼動させないでください。2 つのサービス間でユーザーデータの整合性が失われる危険を招くことになります。

Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

Red Hat ドキュメントについて

Legal Notice

Theme

© 2026 Red Hat
トップに戻る