6.2. LDAP から IdM への移行時のクライアント設定の計画
Identity Management (IdM) は、機能性、柔軟性、セキュリティーの度合いが異なる複数のクライアント設定をサポートしています。各クライアントのオペレーティングシステム、機能要件、および IT メンテナンスの優先順位に基づいて、最適な設定を決定してください。
クライアントの機能領域も考慮してください。開発マシンは通常、実稼働サーバーやユーザーラップトップとは異なる設定を必要とします。
ほとんどの環境では、クライアントが IdM ドメインに接続する方法が混在しています。管理者は各クライアント別に最適となるシナリオを決定しなければなりません。
6.2.1. 初期の移行前のクライアント設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Identity Management (IdM) におけるクライアント設定の詳細を決定する前に、まず移行前の現在の設定詳細を把握し、どのサービスを再設定する必要があるかを確認してください。
移行予定の LDAP デプロイメントの初期の状態の場合、ほとんど全てに ID および認証サービスを提供している LDAP サービスがあります。
図6.1 基本的な LDAP ディレクトリーとクライアント設定
Linux および Unix のクライアントは PAM_LDAP と NSS_LDAP ライブラリーを使用して、LDAP サービスに直接接続します。これらのライブラリーにより、クライアントは、/etc/passwd または /etc/shadow にデータが格納されているかのように LDAP ディレクトリーからユーザー情報を取得できます。現実的には ID 検索に LDAP、認証に Kerberos や別の設定を使用している場合など、インフラストラクチャーはもう少し複雑になる場合があります。
IdM サーバーは、特にスキーマのサポートとディレクトリーツリーの構造において、LDAP ディレクトリーとは異なります。