3.3. カスタム TuneD プロファイルを使用した C ステートの無効化
TuneD サービスを使用すると、管理者がカーネルのコマンドラインパラメーターを使用して C ステートの最大値をハードコードする必要がなくなります。
TuneD サービスは、カーネルの Power Management Quality of Service (PMQOS) インターフェイスを使用して、消費状態 (C ステート) のロック設定を行います。カーネルアイドルドライバーは、このインターフェイスと通信して、C ステートを動的に制限できます。
前提条件
-
tunedパッケージがインストールされている。 -
tunedサービスが有効化され、実行されている。
手順
アクティブなプロファイルを表示します。
# tuned-adm active Current active profile: network-latencyカスタム TuneD プロファイル用のディレクトリーを作成します。
# mkdir /etc/tuned/network-latency-custom/次の内容を含む
/etc/tuned/network-latency-custom/tuned.confファイルを作成します。[main] include=network-latency [cpu] force_latency=cstate.id:1|2このカスタムプロファイルは、
network-latencyプロファイルからすべての設定を継承します。force_latencyTuneD パラメーターは、遅延をマイクロ秒 (µs) 単位で指定します。指定した値よりも C ステートのレイテンシーが高い場合、Red Hat Enterprise Linux のドライバーにより、CPU がより高い C ステートに移行するのが防止されます。force_latency=cstate.id:1|2を指定すると、TuneD は最初に/sys/devices/system/cpu/cpu_<number>_/cpuidle/state_<cstate.id>_/ディレクトリーが存在するかどうかを確認します。この場合、TuneD はこのディレクトリー内のlatencyファイルからレイテンシー値を読み取ります。ディレクトリーが存在しない場合は、TuneD はフォールバック値として 2 マイクロ秒を使用します。network-latency-customプロファイルをアクティブ化します。# tuned-adm profile network-latency-custom