第6章 UDP 接続のチューニング


UDP のスループット向上のために RHEL をチューニングする際は、現実的な期待を持つことが求められます。TCP とは異なり、UDP にはフロー制御や輻輳制御などの機能がありません。そのため、ネットワークインターフェイスコントローラー (NIC) の最大速度に近い、信頼性の高い通信とスループットを実現することは困難です。

6.1. パケットドロップの検出

ネットワークスタックの中には、カーネルによってパケットがドロップされることがある階層が複数あります。RHEL には、これらの階層の統計情報を表示するためのさまざまなユーティリティーがあります。これらのユーティリティーを使用して潜在的な問題を特定してください。

ごくわずかな割合のパケットがドロップされる場合は無視できることに注意してください。ただし、大幅な割合でパケットがドロップされる場合は、チューニング措置を検討してください。

注記

ネットワークスタックが受信トラフィックを処理できない場合、カーネルはネットワークパケットをドロップします。

手順

  • 小さすぎるソケットバッファーまたは遅いアプリケーション処理による UDP プロトコル固有のパケットドロップを特定します。

    # nstat -az UdpSndbufErrors UdpRcvbufErrors
    #kernel
    UdpSndbufErrors           4    0.0
    UdpRcvbufErrors    45716659    0.0

    出力の 2 番目の列にはカウンターがリストされます。

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