4.2.2. RHEL 9.6 から RHEL 10.0 へのアップグレードの実行


Leapp ユーティリティーを使用して、RHEL 9 から RHEL 10 へのアップグレードを実行できます。

前提条件

手順

  1. システム全体のバックアップまたは仮想マシンのスナップショットが存在することを確認します。次のバックアップオプションを使用できます。

  2. RHEL 9 システムで、アップグレードプロセスを開始します。

    # leapp upgrade --target <_target_os_version_>

    target_os_version は、アップグレード先の OS バージョン (例: 10.0) に置き換えます。アップグレード先の OS バージョンが定義されていない場合、Leappサポート対象のアップグレードパス の表 1.1 に指定されているデフォルトのアップグレード先の OS バージョンを使用します。

    • アップグレードに /etc/yum.repos.d/ ディレクトリーの カスタムリポジトリー を使用する場合は、以下のように選択したリポジトリーを有効にします。

      # leapp upgrade --enablerepo <repository_id1> --enablerepo <repository_id2> ...
    • RHSM を使用せずにアップグレード する場合は、--no-rhsm オプションを追加します。
    • ISO イメージを使用してアップグレードする場合は、--no-rhsm および --iso <file_path> オプションを追加します。<file_path> は、保存された ISO イメージへのファイルパス (/home/rhel9.iso など) に置き換えます。
    • Extended Upgrade Support (EUS) または Advanced Update Support (AUS) サブスクリプションをお持ちの場合は、--channel channel オプションを追加します。channelleapp preupgrade コマンドで使用した値 (例: eus または aus) に置き換えます。leapp preupgrade および leapp upgrade コマンドの両方で、--channel オプションで同じ値を使用する必要があります。
    • Red Hat OpenStack Platform で RHEL for Real Time または Real Time for Network Functions Virtualization (NFV) を使用している場合は、--enablerepo オプションを使用してデプロイメントを有効にします。以下に例を示します。

      # leapp upgrade --enablerepo rhel-10-for-x86_64-rt-rpms

      詳細は、Real-Time Compute の設定 を参照してください。

  3. アップグレードプロセスの開始時に、Leapp は、アップグレード前のレポートの確認 で説明されているアップグレード前のフェーズを再度実行します。

    • システムがアップグレード可能な場合、Leapp は必要なデータをダウンロードし、アップグレード用の RPM トランザクションを準備します。
    • システムが信頼性の高いアップグレードの条件を満たしていない場合、Leapp はアップグレードプロセスを終了し、問題の記録と推奨される解決策を /var/log/leapp/leapp-report.txt ファイルに出力します。詳細は、トラブルシューティング を参照してください。
  4. システムを手動で再起動します。

    # reboot

    この段階で、システムが RHEL 10 ベースの初期 RAM ディスクイメージ (initramfs) で起動します。Leapp はすべてのパッケージをアップグレードし、自動的に RHEL 10 システムを再起動します。

    または、--reboot オプションを指定して leapp upgrade コマンドを実行し、この手動の手順を省略することもできます。

    障害が発生した場合は、トラブルシューティング の説明に従ってログと既知の問題を調査してください。

  5. RHEL 10 システムにログインし、アップグレード後の状態の確認 の説明に従ってその状態を確認します。
  6. アップグレードレポートおよび アップグレード後のタスクの実行 で説明されているすべてのアップグレード後のタスクを実行します。
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