5.3. Ansible ロールを使用したアップグレード前のレポートの修正
remediate Ansible ロールを使用すると、アップグレード前レポートで検出された対象システムの問題を修復および修正できます。アップグレード前のレポートは、潜在的な問題についてまとめ、推奨される解決策を提案します。このレポートは、アップグレードを進めることが可能かどうかの判断にも役立ちます。
remediate Ansible ロールは、対象システムの分析とアップグレード前レポートの生成によってアップグレード前プロセスを開始する analysis Ansible ロールとの併用が最適です。これら 2 つのロールは、アップグレード前のレポートの確認 で説明されている手動の手順に代わるものです。
前提条件
- コントロールノードと管理対象ノードの準備が完了している。
- 管理対象ノードで Playbook を実行できるユーザーとしてコントロールノードにログインしている。
-
管理対象ノードへの接続に使用するアカウントに、そのノードに対する
sudo権限がある。 - RHEL 10 へのアップグレードの計画 と アップグレードの準備 の手順が完了している。
-
RHEL 10 上で動作する Ansible コントロールノードに、
ansible-collection-redhat-leappパッケージをインストールしている。 -
analysis用 Ansible ロールを使用して、アップグレード前のレポートを生成している。詳細は、アップグレード前のレポートの確認 および Ansible ロールを使用したアップグレード前のレポートの実行 を参照してください。
手順
コントロールノード上で analysis ロールによって作成された
host_varsファイルを確認します。デフォルトでは、host_varsファイルは Playbook の場所に作成されます。これらのファイルには、analysis ロールによって検出されたアップグレード阻害要因を修復するために適用できる remediate ロールタスクに関する指示が含まれています。注記すべての阻害要因が
remediateAnsible ロールで修復できるわけではなく、手動で修復する必要があるものや、修復できないものもあります。以下は
host_varsファイルの例です。--- leapp_remediation_todo: - leapp_nfs_detected - leapp_remote_using_root leapp_satellite_activation_key: <activation_key> leapp_satellite_activation_key_post_analysis: <activation_key_post_analysis> leapp_satellite_activation_key_post_upgrade: <activation_key_post_upgrade>analysisロールによって生成されたremediate.ymlPlaybook を使用して、特定された阻害要因を解決します。この Playbook はremediation処理を実行します。また、要件に合わせて Playbook をカスタマイズすることも可能です。以下に例を示します。--- - name: Remediate hosts: managed-node-01.example.com tasks: - name: Perform remediations on the system ansible.builtin.include_role: name: redhat.leapp.remediate注記生成された Playbook をコピーする代わりに、新しい修復 Playbook を作成することもできます。詳細は、コントロールノード上の
/usr/share/ansible/collections/ansible_collections/redhat/leapp/roles/remediate/README.mdファイルを参照してください。Playbook の構文を検証します。
$ ansible-playbook --syntax-check ~/remediate.ymlこのコマンドは構文を検証するだけであり、有効だが不適切な設定から保護するものではないことに注意してください。
Playbook を実行します。
$ ansible-playbook ~/remediate.yml- 修復を適用した後、アップグレード前のレポートを再度実行します。詳細は、Ansible ロールを使用したアップグレード前のレポートの実行 を参照してください。