第5章 bootc-image-builder を使用した bootc 互換ベースディスクイメージの作成
bootc-image-builder ツールを使用して、bootc イメージからディスクイメージを作成します。これらのアーティファクトを活用することで、物理ハードウェア、仮想マシン、エッジ環境やクラウド環境などの多様なインフラストラクチャーにわたって、コンテナー化されたオペレーティングシステムのプロビジョニングが可能になります。
5.1. bootc-image-builder の Image Mode for RHEL の概要 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
bootc-image-builder ツールを使用すると、bootc イメージをさまざまなプラットフォームや形式のディスクイメージに変換できます。bootc イメージをディスクイメージに変換することは、bootc イメージをインストールすることと同じです。これらのディスクイメージは、ターゲット環境にデプロイした後、コンテナーレジストリーから直接更新できます。
次のいずれかの方法を使用してベースイメージをビルドできます。
- ローカルの RHEL システムを使用し、Podman ツールをインストールして、ローカルでイメージをビルドします。その後、イメージをプライベートレジストリーにプッシュできます。
- CI/CD パイプラインを使用します。RHEL ベースのシステムを使用してイメージをビルドし、プライベートレジストリーにプッシュする CI/CD パイプラインを作成します。
bootc-image-builder ツールは、次のイメージタイプの生成をサポートしています。
- 切断されたインストールに適した ISO などのディスクイメージ形式。
次のような仮想ディスクイメージ形式:
- QEMU copy-on-write (QCOW2)
- Amazon Machine Image (AMI)
- 未フォーマットの raw ディスク (Raw)
- 仮想マシンイメージ (VMI)
bootc-image-builder ツールは、デフォルトではローカルコンテナーストレージを使用します。リモートレジストリーからコンテナーイメージを自身でプルすることはできません。
ディスクイメージをビルドするには、ベースとなる bootc コンテナーイメージをシステムのローカルコンテナーレジストリーで利用可能な状態にします。システムのコンテナーストレージを bootc-image-builder ツールにマウントして、システムストレージのコンテナーを使用できるようにします。
コンテナーイメージからデプロイすると同じインストール結果を得られるため、仮想マシンまたはサーバーを実行するときに便利です。同じコンテナーイメージからビルドする場合、当該一貫性は複数の異なるイメージタイプとプラットフォームにわたって保持されます。
その結果、プラットフォーム間でオペレーティングシステムイメージを維持するための労力を最小限に抑えることができます。また、bootc-image-builder を使用して新しいディスクイメージを再作成およびアップロードする代わりに、bootc ツールを使用して、これらのディスクイメージからデプロイしたシステムを更新することもできます。
rhel-10-bootc イメージを直接デプロイすることもできますが、この bootc イメージから派生した独自のカスタマイズされたイメージを作成することもできます。bootc-image-builder ツールは rhel-10-bootc OCI コンテナーイメージを入力として受け取ります。
汎用ベースコンテナーイメージには、デフォルトのパスワードや SSH 鍵は含まれません。また、bootc-image-builder ツールを使用して作成したディスクイメージには、cloud-init などの一般的なディスクイメージで使用できるツールは含まれません。そのようなディスクイメージは、変換されたコンテナーイメージだけです。