13.2. ディスククォータの管理


クォータが実装されている場合には、若干の保守が必要となります — 大半は、クォータの超過監視および精度確認という形となります。当然ながら、ユーザーが繰り返しクォータを超過したり、常にソフト制限に到達すると、システム管理者には、ユーザーのタイプや作業に影響を与えるディスク領域のサイズに応じていくつかの選択肢があります。管理者は、ユーザーがディスク容量を少なくなるか、または必要に応じてユーザーのディスククォータを増やす方法を判別するのに役立ちます。

13.2.1. 有効化と無効化

クォータは、0 に設定しなくても無効にできます。すべてのユーザーとグループのクォータをオフにするには、以下のコマンドを使用します。
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quotaoff -vaug
-u オプションまたは -g オプションのいずれも指定しない場合は、ユーザークォータのみが無効になります。-g のみを指定すると、グループクォータのみが無効になります。
クォータを再度有効にするには、同じオプションを指定して quotaon コマンドを使用します。
たとえば、すべてのファイルシステムに対してユーザーとグループのクォータを有効にするには、次のコマンドを使用します。
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quotaon -vaug
/home などの特定のファイルシステムにクォータを有効にするには、以下のコマンドを使用します。
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quotaon -vug /home
-u オプションまたは -g オプションのいずれも指定しない場合は、ユーザクォータのみが有効になります。-g のみが指定されている場合は、グループのクォータのみが有効になります。
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