第23章 仮想マシンマネージャ(virt-manager) でゲストを管理する
このセクションでは、仮想マシンマネージャ (
virt-manager
) ウィンドウ、ダイアログボックス、各種 GUI 制御などを説明しています。
virt-manager
はユーザーのシステム上とリモートマシン上の hypervisor とゲストのグラフィカル表示を提供します。para-virtualized と完全仮想化の両方の ゲストを定義するのにも virt-manager
を使用できます。そして virt-manager
は以下を含む、仮想化管理のタスクも演じることができます:
- メモリーの割り当て、
- 仮想 CPU の割り当て、
- 動作パフォーマンスの監視、
- 仮想化ゲストの保存と復元、休止と復帰、及びシャットダウンと開始、
- テキストとグラフィカルのコンソールへのリンク、
- ライブとオフラインの移行。
23.1. 開放接続のウィンドウ
ウィンドウがまず表示されてユーザーに対して hypervisor セッションを選択するように催促します。 特権の無いユーザーは読み込み専用のセッションを開始できます。Root ユーザーは完全な 読み込み/書き込みステータスでセッションを開始できます。通常の使用には、ローカル Xen ホスト オプションか、QEMU (KVM 用) を選択して下さい。
図23.1 仮想マシンマネージャの接続ウィンドウ