14.5.2. 仮想ストレージデバイス
以下の手順を実行して、ゲスト用の追加の仮想ストレージデバイスを 設定します。
/etc/xen/YourGuestName
で YourGuestName
を 使用するゲスト名で入れ替えることで、ゲストの設定ファイルを編集します。オリジナルのエントリは 以下に似ているでしょう。
disk = [ "file:/var/lib/libvirt/images/rhel5_64_fv.dsk,hda,w"]
ここで、新規の物理デバイス、LUN、パーティション、又はボリューム用の追加のエントリを 設定ファイル内の “
disk=
” パラメータに加えます。para-virtualized ドライバーを使用するストレージエントリは以下のエントリに似ています。“tap:aio
” パラメータは hypervisor に対して para-virtualized ドライバーを使用するように指示します。
disk = [ "file:/var/lib/libvirt/images/rhel5_64_fv.dsk,hda,w", "tap:aio:/var/lib/libvirt/images/UserStorage1.dsk,xvda,w" ]
他のエントリを追加したい場合は、それらをコンマ分離の一覧として、“
disk=
” セクションに追加します。
注記
xvd
デバイス用の文字を進展する必要があります。これは、 2つめのストレージエンティティの為には、xvda
ではなく、 xvdb
となります。
disk = [ "file:/var/lib/libvirt/images/rhel5_64_fv.dsk,hda,w", "tap:aio:/var/lib/libvirt/images/UserStorage1.dsk,xvda,w", "tap:aio:/var/lib/libvirt/images/UserStorage2.dsk,xvdb,w" ]
パーティションが作成されて利用可能であることを確認します。
# cat /proc/partitions major minor #blocks name 3 0 10485760 hda 3 1 104391 hda1 3 2 10377990 hda2 202 0 64000 xvda 202 1 64000 xvdb 253 0 8257536 dm-0 253 1 2031616 dm-1
上記の出力では、パーティション、又はデバイス、“
xvdb
” はシステムに利用可能です。
新規のデバイスとディスクをローカルマウントポイントにマウントして、 ゲストの内の
/etc/fstab
を更新することにより、 ブート時にデバイスとパーティションがマウントされます。
# mkdir /mnt/pvdisk_xvda # mkdir /mnt/pvdisk_xvdb # mount /dev/xvda /mnt/pvdisk_xvda # mount /dev/xvdb /mnt/pvdisk_xvdb # df /mnt Filesystem 1K-blocks Used Available Use% Mounted on /dev/xvda 64000 15 63985 1% /mnt/pvdisk_xvda /dev/xvdb 64000 15 63985 1% /mnt/pvdisk_xvdb