7.4. 完全仮想化ゲストとして Windows Server 2003 をインストール
この章では、完全仮想化の Windows Server 2003 ゲストの
virt-install
コマンドを使用したインストールの説明をしています。virt-install
は virt-manager の代用として使用できます。このプロセスは 「Windows XP を完全仮想化ゲストとしてインストール」 に案内してある Windows XP のインストールに似ています。
注記
現在、Itanium® アーキテクチャ上の Red Hat Enterprise Linux ホストは完全仮想化した Windows のゲストをサポートして いません。このセクションは x86 と x86-64 のホストにのみ適用されます。
- Windows ゲストのコンソールとして Windows Server 2003 のインストールに
virt-install
を使用すると、virt-viewer
ウィンドウを開きます。以下に Windows Server 2003 ゲストのインストールの為のvirt-install
の使用サンプルを示します:virt-install
コマンドでインストールを開始# virt-install -hvm -s 5 -f /var/lib/libvirt/images/windows2003spi1.dsk \ -n windows2003sp1 -cdrom=/ISOs/WIN/en_windows_server_2003_sp1.iso \ -vnc -r 1024
- ゲストがインストール時点まで起動すると、すぐに F5 を押す必要が あります。適切なタイミングで F5 を押さないと、インストールを再開始することになります。F5 を押すことにより、異なる HAL 又は、Computer Type を選択できるようになります。Computer Type として
Standard PC
を選択します。Windows Server 2003 の仮想化ゲストには Computer Type の 変更が必要になります。 - インストールの残りを完了する
- これで Windows Server 2003 が完全仮想化ゲストとしてインストールされました。