28.5. /etc/grub.conf の修正
このセクションでは、仮想化カーネルを使用するために安全にそして正確に
/etc/grub.conf
ファイルの変更をする方法を説明しています。Xen hypervisor を 使用するには、xen
カーネルを使用しなければなりません。 既存の xen
カーネルエントリのコピーにより、確実に全ての 重要な行をコピーして下さい。そうしないとシステムがブート時にパニックを起こします。 (initrd
が '0
' の連続を持つ) xen
hypervisor 特有の値を必要とする場合は、それらを grub エントリの xen
行に追記する必要があります。
以下の出力は、kernel-xen パッケージを実行しているシステムからの
grub.conf
エントリの例です。個人のシステムの grub.conf
は 異なるでしょう。以下の例の重要な部分は title
行から次の新しい行のセクションです。
#boot=/dev/sda default=0 timeout=15 #splashimage=(hd0,0)/grub/splash.xpm.gz hiddenmenu serial --unit=0 --speed=115200 --word=8 --parity=no --stop=1 terminal --timeout=10 serial console title Red Hat Enterprise Linux Server (2.6.17-1.2519.4.21.el5xen) root (hd0,0) kernel /xen.gz-2.6.17-1.2519.4.21.el5 com1=115200,8n1 module /vmlinuz-2.6.17-1.2519.4.21.el5xen ro root=/dev/VolGroup00/LogVol00 module /initrd-2.6.17-1.2519.4.21.el5xen.img
注記
ユーザーのシステムが手動で編集されていたり、ある例からコピーされている場合は、 その
grub.conf
は異なっている可能性があります。仮想化と grub の使用に関する詳細は 25章Xen カーネルブートパラメータの設定 でご覧下さい。
起動時にホストシステムに割り当てるメモリーの量を 256MB にセットするには、
grub.conf
の xen
行に dom0_mem=256M
を追記する必要があります。 以前の例の中の grub 設定ファイルの変更バージョンは以下のようになります:
#boot=/dev/sda default=0 timeout=15 #splashimage=(hd0,0)/grub/splash.xpm.gz hiddenmenu serial --unit=0 --speed=115200 --word=8 --parity=no --stop=1 terminal --timeout=10 serial console title Red Hat Enterprise Linux Server (2.6.17-1.2519.4.21.el5xen) root (hd0,0) kernel /xen.gz-2.6.17-1.2519.4.21.el5 com1=115200,8n1 dom0_mem=256MB module /vmlinuz-2.6.17-1.2519.4.21.el5xen ro root=/dev/VolGroup00/LogVol00 module /initrd-2.6.17-1.2519.4.21.el5xen.img