第21章 コンパイラーおよびツール


FCoE ストレージでの LVM2 検出および FCoE ストレージでの /etc/fstab で指定されているファイルシステムのマウントが失敗する可能性がある

fcoe init スクリプトは、FCoE ストレージファブリックを介して割り当て可能なデバイスを判断できないため、起動プロセスでデバイス検出を待機する必要があるかどうかを判断できません。そのため、FCoE が接続したストレージでの論理ボリューム(LVM2)の検出、および FCoE ストレージ上の /etc/fstab で指定されているファイルシステムのマウントが、システム起動中に失敗する可能性があります。これは FCoE デバイス検出が不完全であるためです。
この問題を回避するには、/etc/fstab で指定されたブロック特殊デバイスとして、/dev/disk/by-path/fc-* シンボリックリンクを _netdev マウントオプションとともに使用します。fcoe init スクリプトは、指定したデバイスの接続にかかる時間が長くなります。
LVM2 の使用やラベルによるマウントなど、ファイバーチャネルのシンボリックリンクが適切なオプションではないことがあります。この場合は、fcoe-utils パッケージのバージョン 1.0.28 以降では、/etc/fcoe/config ファイルの MINIMUM_WAIT オプションを使用します。
MINIMUM_WAIT のデフォルト値は 0 です。この値は、fcoe init スクリプトがデバイス検出を完了できるように遅延させる秒数に設定します。MINIMUM_WAIT を使用すると、システムの起動プロセスに時間が加算されますが、LVM2 およびファイルシステムマウントスクリプトの実行前にブロックデバイスが存在することを許可する必要がある場合があります。(BZ#980961)
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