第23章 インストールおよび起動
自動 LVM パーティションが選択されている場合に VV で BFS のインストールが失敗する
HP StoreServ 3PAR Storage Volume (VV)で Boot From SAN (BFS)を使用したインストールを試行する場合、以下のメッセージを含むディスクのパーティション設定と LVM ボリュームグループのアクティベーション中にインストールが失敗します。
Volume group "VolGroup" has insufficient free space.
Volume group "VolGroup" has insufficient free space.
障害は、すべての StoreServ ボリュームタイプ(Std VV、TPVV、TDVV)で表示されます。この問題を回避するには、LVM を使用している場合、カスタムパーティションレイアウト オプションを選択し、スワップと /home パーティションサイズを 1 - 2 GB 減らします。LVM を使用していない場合は、標準パーティション オプションを選択します。(BZ#1190264)
キックスタートファイルの %packages
セクションで the-- nocore
オプションを使用すると、システムが破損する可能性があります
キックスタートファイルの
%packages
セクションで the- nocore
オプションを使用すると、コアシステムパッケージとライブラリーがインストールされなくなります。その結果、システムがユーザーの作成などの重要なタスクを実行できず、システムが使用できなくなる可能性があります。この問題を回避するには、--nocore
を使用しないでください。(BZ#1191897)
zipl ブートローダーには各セクションにターゲット情報が必要です。
セクション名をパラメーターとして手動で
zipl
ツールを呼び出すと、このツールは、以前は /etc/zipl.conf
ファイルの default セクションに定義されているターゲットを使用していました。zipl
の現在のバージョンでは、デフォルトのセクションのターゲットが自動的に使用されていないため、エラーが発生します。
この問題を回避するには、
/etc/zipl.conf
設定ファイルを手動で編集して、target=
で始まる行を default セクションからすべてのセクションにコピーします。(BZ#1203627)
インストーラーが、誤って選択されたマルチパスデバイスの数と数を表示する
マルチパスデバイスは適切に設定されていますが、インストーラーには選択したデバイスの数とデバイスの数が正しく表示されません。この時点では既知の回避策はありません。(BZ#914637)
インストーラーがマルチパスデバイス内のディスク領域を誤って表示します。
マルチパスデバイスは適切に設定されていますが、インストーラーにディスク領域とデバイスの数が正しく表示されません。この時点では既知の回避策はありません。(BZ#1014425)