第15章 ストレージ


multipath ユーティリティーが、プライオリタイザー呼び出し間でデータを保存できるようになりました

この機能は、非対称論理ユニットアクセス(ALUA)プライオリタイザーに実装され、ターゲットアレイに送信するコマンドの数を減らします。その結果、パスが多数ある場合、ターゲットアレイはコマンドでオーバーロードしなくなりました。(BZ#1081395)

非同期チェッカーは、マルチパスチェッカー_timeout オプションを使用できます。

非同期チェッカーは、multipath.conf ファイルで checker_timeout オプションを使用して、アレイからの応答の待機を停止し、応答しないパスが失敗するタイミングを決定するようになりました。非同期チェッカーのこの動作は、同期チェッカーの場合と同じ方法で設定できます。(BZ#1153704)

nfsidmap -d オプションの追加

stdout でシステムの有効な NFSv4 ドメイン名を表示するために、nfsidmap -d オプションが追加されました。(BZ#948680)

マウントされた CIFS 共有の設定可能な接続タイムアウト

CIFS クライアントは 60 秒ごとに echo 呼び出しを送信します。エコーの間隔はハードコーディングされ、到達できないサーバーのタイムアウト値を計算するために使用されます。このタイムアウト値は、通常(2 * echo 間隔)+ 17 秒に設定されます。この機能により、ユーザーは echo 間隔設定を変更し、応答しないサーバーのタイムアウト間隔を変更できます。エコーの間隔を変更するには、echo_interval=n マウントオプションを使用します。n は、秒単位のエコー間隔です。(BZ#1234960)

デバイスマッパー統計機能のサポート(dmstats)

Red Hat Enterprise Linux 6.8 リリースでは、デバイスマッパーの統計機能 dmstats プログラム に対応しています。dmstats プログラムは、デバイスマッパードライバーを使用するユーザー定義のリージョンの I/O 統計を表示および管理します。dmstats プログラムは、iostats プログラムと同様の機能を提供しますが、デバイス全体よりも細かい粒度レベルがあります。dmstats プログラムの詳細は、dmstats(8)の man ページを参照してください。(BZ#1267664)

multipathd 形式の出力コマンドでの raw 形式モードのサポート

multipathd 形式の ouput コマンドは、ヘッダーとフィールド間の追加のパディングを削除する raw 形式モードを提供するようになりました。追加の形式のワイルドカードも追加されました。raw 形式モードでは、特にスクリプトで使用するため、マルチパスデバイスに関する情報の収集と解析が容易になります。raw フォーマットモードの詳細は、DM Multipath ガイド を参照してください。(BZ#1145442)
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